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<<   作成日時 : 2007/05/14 00:00   >>

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●ブレイブストーリー

監督:
  • 千明孝一(『LAST EXILE』)
原作:
  • 宮部みゆき(『模倣犯』)
声の出演:
  • 松たか子
  • 大泉洋
  • ウエンツ瑛士
  • 常磐貴子
  • 今井美樹
  • 田中好子
  • 高橋克美
  • 柴田理恵
  • 伊東四郎
  • 樹木希林
  • 石田太郎
  • 斎藤千和
  • 川澄綾子
  • インパルス
  • 北陽



普通の小学生・ワタルは、幽霊が出ると噂のビルを探検中に不思議な扉に入っていく同級生のミツルを見かけた。ミツルにそのことを訊ねると扉の向こうに行けば運命をひとつ変えられるのだと言う。
そんなある日、ワタルの父が離婚して家を出ていってしまった。そしてショックからか母も倒れて救急車で運ばれていく。ワタルは運命を変えようと扉に向かい、たどり着いたのは剣と魔法のファンタジー世界。ワタルは見習い勇者となって5つの宝玉を集めるのだった……。


この上なく不出来。
フジの亀山Pの「売るだけの作り方」が最大の元凶か?

まず目に付くのが豪華芸能人吹替(※決して豪華声優陣ではない!)が前提の作品ということ。松たか子のみギリ合格ライン(※演技の幅は足りないが声質は合っていた)という駄吹替についてPは「全員が第1志望だった」などとのたまってるし。

我らが大泉洋すら声がキャラクターと乖離しているわ、ウエンツはウエンツまんまだわ、常磐貴子は芸能人吹替然とした声だわで、物語への没入をことごとく拒んでくれました。

脇のキャラもアレなものばかりでしたが、特に目立ったのがインパルス板倉の若い司教のできてなさ。ワタルへの精神攻撃という重要シーンが腰砕けです。それに何がアカンて、石田太郎氏の声すら芸能人吹替レベルに貶めていること。あり得ないっしょ。



キリがないので次に内容について。

原作は未読なのでよくわかりませんが、長編小説を映画化するにあたって色々と削った模様。でもそれは私がよく言う「メディアの違い」において当然のことなので問題じゃありません。

映画にとって大切なのは2時間で物語を語ること。
そのためのシェイプアップは必須です。

ところが本作は2時間かけてあらすじしか語っていません。
シェイプアップ失敗です。
登場人物らの心の機微をいっさい描けていません。

ミーナが加わった旅の道中、キ・キーマと3人で様々な出来事に出会ったであろう描写は主題歌をバックにたれ流して終わり。製作陣はあれで描いた気になってたんでしょうな。一番悪い例です。



とりあえず思い付くところをざっと書いときます(※TV放送=正味1時間45分で観たので5〜6分はカットされていると思われますが、以下の部分がそこに触れていたらご容赦を)。

以下、ネタバレ注意

異世界突入時の変な鳥類描写いらない(気がついたら薄暗い地下にいて、唐突に試験が始まる方が緩急がつく)。ねじオオカミの場面は子オオカミが口を開けた瞬間に驚いて逃げればテンポアップ。

ワタルが必死にご飯を食べてミツルを追う部分はもっとコミカルに。すれ違うようにキ・キーマが戻り、ワタルがいないことに慌てる場面を追加。

地下洞窟でミーナが子ドラゴン誘拐に関わっていたことが判明する場面で、決着直後にミーナが誘拐に加担した理由をきちんと語る場面を追加。その上でワタルがミーナを許す優しさを見せることでミーナがワタルに惚れるきっかけとする。

腕輪はあくまでもワタルの正義の心への見立てとしてカッツが半ば強制的に譲り渡す形で、あくまでもワタルはハイランダーにならない。キ・キーマと2人で旅立った後、実はミーナも馬車に隠れてましたって展開で3人旅に。

主題歌をかけて端折るのは次の目的地までの旅の過程のみで、宝玉エピソードはきちんと描くこと。キ・キーマとミーナがはぐれる過程もきちんと描くこと。ダイモン司教の前でカッツが正体を明かすときは腕輪のアップの溜めが欲しい。

戦争要素はアニメ版の物語に関わる比率は少ないので、あくまでも隣国に強力な魔導士が接触したという情報を受けて、宝玉=世界の危機に重きを置いてワタルたちは行動する。子ドラゴンの角は事前に伏線をチラホラ入れておくこと。

もう1人の自分と対峙する場面で、ワタルが出会った直後に「その頃ミツルの前にも」という場面を挿入。剣がホバーボードになる要素は「絶壁を前にしてどうしようもないワタル」という描写を入れておくことで機能する。

魔族が襲ってくる中でのミーナの父親エピソードが、ただミーナとキ・キーマを外に連れ出すためだけという無意味さ。だったらワタルの身に何かを感じて飛び出すとかにしてミーナの想いを描写すれば最後の別れにせつなさが増すのに。



結局、本作は主人公らが異世界に旅立つ重い理由付けがネタであり、となるとファミリー向けアニメの体裁がそもそもの間違いとも言えるんですが、というか内容云々よりもそうした一般客にも足を運ばせることを目的にした設計図で作ったんでしょうな。

父親に割りを食わせた人物設定も男の目にはちょっと底が浅く(中盤のアレも幻影だとしても酷い)。これか母親が浮気して蒸発って話かのどっちかしかないわけだけどさ。

ま、TV放送待ちしてて良かったと思える駄作ということで。

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