シネマでぽん!S cinema-game-toy

アクセスカウンタ

zoom RSS 2009秋の新アニメ感想

<<   作成日時 : 2009/10/18 00:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

まずは前期で最終回を迎えた作品のこと。

『青い花』はやはり良かった。登場人物それぞれに想いを向けている相手がいる中で、それはまっすぐであったり横に並んでいたり、人の想う姿というものを丁寧に見せてくれていました。先輩のようなキャラをただの王子キャラにせず、彼女の中の葛藤と幼稚さが表面化する辺りなど実に見事でした。

予想外に面白かったのが『宙のまにまに』。初回の美星がちょっと苦手なタイプだったので最初の印象は普通止まりでしたが、2話以降はそのド青春っぷりの真っ向さに夜空を見たくさせられっぱなし。『青い花』とは対照的に漫画チックなキャラ造形&演出がとても楽しい作品でした。

そして最悪だったのが『亡念のザムド』。徹頭徹尾、何がしたいのか、物語がどこに向かっているのかがまったく把握できなかった。もはや『ゲド戦記』以下の迷走の極み。『宇宙かけ』とどっこいレベル。ボンズは作画だけはいいのでどこかの下請けやってる方が能力を無駄にしなくていいと思います。



で、ようやく新番組をひと通りチェックし終わりました。

今回は複数局で放送されるU局アニメは放送の早い順で記載。受信の安定性でいけばTVK(アナログ)優先なんですが、録り逃した時にフォローが効くように先行している局を極力利用しました。実際、MXやBSは雨天時などにブロックノイズが出たりするのでアナログは手放せません。



【日曜日】
  • 『夢色パティシエール』(日テレ/朝7:00)
    ドジで取り柄もなくケーキを食べるしか脳がないと言われる主人公の女の子が、味覚の才能を見初められたことからパティシエールになることを決意し、かつておばあちゃんも学んだという学校に転校する……という話。主人公の設定は王道だと思うし、姉や妹の方が可愛がられていると思いがちな同年代の視聴者の女の子は感情移入しやすいだろうとも思うけど、私はどうにも拒否反応が。

    取り柄があろうと無かろうと前向きなキャラならいいのだけれど「自分は無理して明るく振る舞っている」と本人が理解して行動しているのが好きになれない。まあ、それすらも本来の視聴者である女の子らには自己投影しやすい描写なのだろうから、私が本作を見てはいけないだけなのだと思う。

    ただ、同じ王道なら主人公を応援するのは父親であって欲しかった。主人公が妹の緊張をほぐす行動をしたことをきちんと理解していた父親が、娘がやりたいことを見つけたというのに反対するなんて、男親を馬鹿にしすぎ。逆にそれまで妹に掛かりっきりだわ、主人公に冷たいわの母親が「実は寂しい思いをさせていたのは分かっていたわ」「応援するわ」なんてのは愚の骨頂。

    頭ごなしに反対する母親→主人公が本気で行きたいと言う→それまで黙していた父親が賛成→母親が今までのことを反省して認める……ではいけないの? まあ、この点に関しても本来の視聴者の女の子らには「母親はちゃんと自分の味方である」という構図の方がウケがいいからなのだけれど、それってもはやドラマじゃないよ。

  • 『聖剣の刀鍛冶』(TVK/深夜1:30)
    (→MX/火曜深夜1:30)
    貴族出の騎士団員セシリーは町中でのいざこざで代々受け継がれた剣を折ってしまう。その場を助けてくれた男の見事な刀を見て、彼に折れた剣を鍛え直してもらおうとするが……という第1話。地味に刀鍛冶話が展開していくかと期待したら、やっぱり派手に魔法とか出てくるのね。個人的にはセシリーみたいな自分の実力も考えずに誇りとかそういうことを口にして暴走するキャラって好きじゃない。それにしても乳型甲冑というのは意味あるのかな? 胸をまじまじ見られて恥ずかしいならそんな形に作らなきゃいいのに。

  • 『夏のあらし!〜春夏冬中〜』(テレ東/深夜1:30)
    タイムスリップ能力を持っている昭和初期の女学生の幽霊たちが現代の喫茶店で働いているラブコメ第2期。まあ話自体にも惹かれないんですが、やはり新房昭之は肌に合いません。

  • 『ミラクル☆トレイン』(テレ東/深夜2:00)
    大江戸線の駅がイケメンに擬人化されて、悩みを持った乗客だけが乗ることが出来る"ミラクルトレイン"にてお客様の悩みを解決するという、もはや意味不明な設定。初回ゲストキャラの内気な女の子が「初対面なのにこんなに話せるなんて」とか言ってたけど、それほぼホストだから。内容が無くて30分が2時間にも3時間にも感じた苦行でした。これ、声オタでもきついんじゃない?



【月曜日】
  • 『あにゃまる探偵キルミンずぅ』(テレ東/夕方5:30)
    (→木曜深夜2:15再放送)
    主人公三姉妹(の内の2人)が偶然見つけた屋根裏部屋で動物型の謎のコンパクトを発見。そのコンパクトの力で3頭身ほどの動物の着ぐるみを身に着けたような姿に変身してしまった……という出だし。作りは子供向けなのにキャラデ等は大きなお友達向けなラインで、一体、誰に向けて作っているのか分からん仕上がり。丹下桜のアニメ復帰作として見る人も多いか。

  • 『たまごっち!』(テレ東/夜7:00)
    たまごっち星のたまごっちスクールに通う仲間たちの日常を描く。癖のない児童向けアニメ。

  • 『FAIRY TAIL』(テレ東/夜7:30)
    似非ワンピ。魔導士だとかギルドだとか小中学生が好む設定なので子供には人気なのかしら。仕上がり自体は悪くはないけど、どうにも物語展開やキャラ造形でアチラの影がちらつくので集中しにくい。アニメ化の際になんとか出来なかったのかな。まあ今の世は原作準拠じゃないと原作ファンが許さんか。

  • 『そらのおとしもの』(TVK/深夜1:15)
    (→MX/水曜深夜1:30)
    ある日、主人公の目の前に空から天使=愛玩用エンジェロイドが降ってきて何でも願いを叶えてくれるという。初回は主人公の煩悩暴走がある意味真っ当すぎて吹いた(苦笑)。2話目もバカが突き抜けていて凄いわ。話の骨格は押しかけ同棲系で、翼のイメージ的にも『ああっ女神さまっ』のオタ版って感じ。

  • 『ファイト一発!充電ちゃん!!』(TVK/深夜2:15)
    (→MX/金曜深夜2:00)
    平行世界にある会社から派遣され、人間に気力の充電をする"充電ちゃん"の活躍を描く。先行放送されたAT-X版がどの程度かは知りませんが、地上波放送に合わせて色々と修正されている模様。まあ乳頭失禁満載じゃねぇ。仕上がりはTVアニメというよりもOVAのノリ。描写はともかく話はちゃんと作られているので趣味が合えば。

  • 『乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪』(MX/深夜2:30)
    (→TVK/火曜深夜1:45)
    オタク趣味を隠すお嬢様とその秘密を唯一知る主人公によるラブコメ第2期。相変わらずオタクの妄想の産物のようなキャラクター像にはついていけませんな。



【火曜日】
  • 『スティッチ!〜いたずらエイリアンの大冒険〜』(テレ朝/夜7:00)
    テレ東で放送していた沖縄舞台の日本製スティッチが何故かテレ朝にお引っ越し。本当にテレ朝はサブタイを付けるのが好きだなぁ。作画は固いし演出はベタだし相変わらず微妙な出来。

  • 『怪談レストラン』(テレ朝/夜7:30)
    おばけギャルソンのキービジュアルで『トイレの花子さん』的な一般向けな作風とばかり思っていたら、本編が東映アニメーションらしいちゃんとしたアニメで嬉しい誤算。8分ほどの短編2話+おまけ話という作りの言ってみれば『学校の怪談』。夜7時台にアニメらしいアニメが放送されることが素晴らしい。

  • 『こばと。』(BS2/夜8:00)
    CLAMP原作。お目付役的な凶暴な犬のぬいぐるみと共に街にやってきた少女。人間の傷ついた心を癒し、その心でビンをいっぱいにすると願いがひとつ叶えられるという。で、初回はそのビンを手にするためのテストから始まるわけですが、物知らずキャラの突拍子もない行動とか飽きた。あんな鍋が旨いはずないやろ。あんな歌声で街の人たちが聞き惚れるかい。全て予定調和の世界。まあ、CLAMPが好きなら作画は丁寧だし楽しめるのではないでしょうか。

  • 『君に届け』(日テレ/深夜0:59)
    見た目が暗く、人からは貞子と呼ばれている黒沼爽子だが、実際はちょっとズレた天然で根は明るい。クラスメートの風早翔太の爽やかさに憧れていたが、当の風早こそ、入学式の日の出会いから爽子に恋をしていた──。これ、今期の1番! もう爽やか青春のオンパレード。原作知らないんで導入部の段階では陰鬱展開だと嫌だなぁなんて思っていたらちっともそんなことないし、それと何あの最後の笑顔の素敵さ。そりゃ風早も恋に落ちますって。

  • 『秘密結社鷹の爪カウントダウン』(テレ朝/深夜1:21)
    もはや説明不要のFLASHアニメの新作。今回も「古墳GALコフィー」と「秘密結社鷹の爪」の2本立て。相変わらずのハイセンスで笑かされてしまいます。サントリー非提供番組というネタはどこまで本当なのだろう。

  • 『真・恋姫無双』(MX/深夜2:00)
    三国志の登場人物を美少女キャラに置き換えて話をつまらなくしたアニメの第2期。うん、今回も面白くない。

  • 『クイーンズブレイド/玉座を継ぐ者』(MX/深夜2:30)
    肌の露出の多い鎧等を着用する女性が大挙して戦い合うだけのアニメの第2期。エロを求める向き用。



【水曜日】
  • 『ささめきこと』(テレ東/深夜2:20)
    女の子なのに女の子を好きになる友人に想いを寄せる女の子という百合アニメ。前期で『青い花』という秀作を見た後だと、本作のようないかにも設定で御座いというキャラ造形はちと表面的すぎる。逆にこのぐらい漫画的な方が好きという人もいると思うので否定はしないけど。



【木曜日】
  • 『空中ブランコ』(フジ/深夜1:15)
    精神科医・伊良部の元を様々な症状の患者が訪れ、カウンセリングを受けるオムニバスアニメ。実写の使い方とか実験的な雰囲気が『マインド・ゲーム』っぽくて好みが分かれるところ。三ツ矢雄二の怪演。ナース役の名前に見覚えがあると思ったらゴーオンシルバーか。

  • 『けんぷファー』(TBS/深夜1:29)
    ある日、目覚めたらぬいぐるみが喋ってケンプファーとかいうものに選ばれたので戦えと言われる主人公の男の子。そのケンプファーは女性限定なため主人公は変身すると女の子の姿になるという展開。まあ、戦う女の子とか変身後の姿を好きになるヒロインとか百合とか、全部入りにしたB級狙い作品。それにしてもしずかちゃんの無駄使い。何やってんすか野村さん(苦笑)。

  • 『にゃんこい!』(TBS/深夜1:59)
    ある日、目覚めたら飼い猫が喋って、猫地蔵の呪いが掛かっているから、猫の願いを100件叶えないと自分が猫になってしまうと言われる猫アレルギーの主人公。つい30分前に同じような夢オチで始まるアニメを見て、さらに猫耳姿満載のOPを見せられたので、思わず似たような作品かと思ってしまいましたが、中身は至極真っ当で面白い。猫たちが良い味出してます。

  • 『11eyes』(MX/深夜2:00)
    片目の視力を失っている主人公が幼なじみの女の子と"赤い夜"という不思議な現象に迷い込む第1話。アダルトゲーム原作の安い脚本&演出。眼帯や制服のデザインがアレすぎて拒否反応。異能の力とか中高生が好みそう。基本つまらないけど。



【金曜日】
  • 『とある科学の超電磁砲』(MX/深夜1:30)
    (→TVK/土曜深夜2:30)
    『とある魔術の禁書目録』のビリビリこと御坂美琴を主人公に据えたスピンオフ作品。よく動くしキャラも完成しているから外さず手堅い。今のところ、どの話も禁書目録の1エピソード的に放送する形で十分だと感じるものばかりですが、これから超電磁砲独自のシリアス展開とかあるのかな?

  • 『DARKER THAN BLACK/流星の双子』(TBS/深夜2:10)
    "契約者"と呼ばれる能力者たちの活躍と謎や陰謀を描いた『〜黒の契約者』から2年ぶりの続編。今回、少女主人公で前半がラブコメ展開していて、DTBもそうなってしまったのか〜などと思っていたら、後半、急展開でDTBの世界に引っくり返す見事さ。くそー、やられた。

  • 『キディ・ガーランド』(MX/深夜2:30)
    (→TVK/金曜深夜3:15)
    前作『キディ・グレイド』の世界から50年後の世界が舞台で、今回の主人公はESメンバー候補生の2人。メインスタッフは前作と変わらないはずだけど、今回どうも絵に艶っぽさがない。制作がGONZOからサテライトに変わったせいか? 主人公のアスクールが元気というよりもただ馬鹿なのがちょっと。声もキンキンしすぎて耳に痛い。せっかくの続編なんで見ますけどね。



【土曜日】
  • 『ご姉弟物語』(テレ朝/朝11:20)
    巣鴨に暮らす幼い双子の姉弟が町の人たちに愛されて過ごす日常を描く──とか書くとほのぼの人情アニメっぽいけど、双子のキャラが不条理なので少々の歪さがあります。ブサ可愛いキャラとか好きな人向け。

  • 『テガミバチ』(テレ東/夜10:55)
    夜が明けることのない星で、通称"テガミバチ"と呼ばれる国家公務郵便配達員の活躍を描く。初回は少年が"テガミ"として運ばれる話。OPを見ると後々この少年もテガミバチになる模様。国家公務郵便配達とか、心を弾として込める心弾銃とか、敵性生物の鎧虫とか、この辺の設定をカッコイイと思う人向け。

  • 『戦う司書』(BS11/深夜0:00)
    死んだ者が"本"と呼ばれる石になる世界で、その本を守り、管理する"武装司書"の活躍を描く。彼らは敵対勢力の教団が"肉"と呼ぶ記憶感情を消された人間の救出などもするわけで、なんというか設定のための設定って感じがして何が面白いのか私にはさっぱりです。テガミバチ同様、そういう設定をカッコイイと思う人向け。

  • 『アスラクライン2』(TVK/深夜0:30)
    (→MX/月曜深夜1:30)
    知らん間にハーレム化しとる。まあ、前回は初回で切ったので知らんのも当然ですが。銃とか剣を振り回す変な服の生徒会キャラとかその手のノリに魅力を感じる歳でもないので今回ももういいです。

  • 『生徒会の一存』(TVK/深夜1:00)
    (→MX/木曜深夜2:30 BS11/金曜深夜0:30)
    生徒会は人気投票で選ばれた美少女4人と成績トップの優良枠で入ったハーレム目当ての男子1人……って、酷い設定ですな。中身も生徒会である必要性がない。いや、描く事象がない中でキャラをひとつ所に押し込める言い訳が生徒会なのだろうな。冒頭の完全楽屋オチ部分は内容の是非はともかくテンポで引っ張られたのに、本編に入ってからはグダグダでまったく面白くない。こっちが本性か。

  • 『WHITE ALBUM』(TVK/深夜2:00)
    あー、地味絵の昭和な芸能界のアレの第2期か。タイトルだけじゃ思い出せなかったわ。前回も初回で切ったし、相変わらず何ら響いてこない話&演出なのでもういいや。

  • 『青い文学シリーズ』(日テレ/深夜1:20)
    太宰治の原作を数話ずつのオムニバス形式でアニメ化。堺雅人がホストを務め、主人公の声も演じる。小畑健らによる新規のカバーイラストの延長上の企画で、各話キャラ原案も同じ人間が担当だそうな。最初の4回は『人間失格』。原作をちゃんと読んだことがないので本作の再現性は分かりませんが、正直、このアニメは面白くない。初回を見る限り、暗くドロドロした描写をして心の深淵を描いた気になっているだけの深夜アニメ。

  • 『犬夜叉〜完結編〜』(日テレ/深夜2:20)
    もはや伝説の「俺たちの戦いはこれからだ!……続きはサンデーでね」という最悪な終え方をした犬夜叉を原作最後まで描くシリーズ。質は昔と変わらず。ただ、前回終わった直後からいきなり始まり、なかなかついていけないところに20巻分を2クールで描こうとしているために、"間"というものが一切ないハイテンポ。大丈夫か?</dd></dl>


    今期は面白いと思える作品が前期より増えたのは良かったです。
    ただ、それらの多くが深夜放送なのが残念。
    いくら面白い作品でもゴールデン近くの時間帯で放送されることがない現状が続けば日本のアニメは先細るばかりですからね。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
2009秋の新アニメ感想 シネマでぽん!S cinema-game-toy/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる