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zoom RSS ドラえもん 2009年9月

<<   作成日時 : 2009/12/09 00:00   >>

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9月4日「のび太は世界にただ一匹」

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絶滅危惧種を保護するスプレーを自分に使ってしまうのび太という原作をかなり引き延ばした1話30分回。かなり引き延ばした割にはマシというか形にだけはなっているというか。

冒頭のドラたちの会話は後半の伏線になっているし最後ののび太の両親の台詞も一応オチにはなっているけど、それらがワクワクする笑いに変換されていない。脚本は話をまとめたことに満足し、演出はそれをなぞっただけで満足している印象。唐突に家が地面ごと盛り上がる心的描写やカミナリが本当に落ちるといった余計な描写はわさドラの悪いところ。

のび太がスプレーを使う場面が、ぞんざいな扱いの犬と捨てられる子猫の2つだけというのは物語の助走には少ない。もっと調子に乗って使いまくってこそ「自分も」と勢いづくもの。自分にスプレーを使うきっかけも「ジャイアン・先生・ママ」だけでは動機として弱い。やはりそれ以外──ドブに落ちるとか幼児の縄跳びで首を絞められるとか不注意なおばさんがぶつかってきて階段から転げ落ちるといった「個人」ではない「社会」から身を守ろうとしてこそ活きるかと。

保護動物となったのび太がアイドル視されるのはカルガモ親子やアザラシのたまちゃんみたいなものだろうけど、見た目が人間だとスプレーの効用が違うものに見えるので邪魔。後半の行動展示で観客全員が怒り出すのは脚本のご都合主義(現実の動物園で希少動物が寝ていることに怒る人間がいるのかという話)。周囲のプレッシャーで精神的に追いつめられるのび太=動物園批判には稚拙だし、乾いたブラックネタにもなりきれていない。

やはりこの内容を10分でまとめるぐらいで十分だと思う。



9月11日「ドラえもんの長い一日」

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1時間のドラえもん誕生日スペシャル。アニメオリジナルの誕生日ならではの物語が見事なドラマとして完成している傑作。正直、前週の予告を見て、またぞろプチ劇場版な安いドラマ回だと思っていただけに良い意味で裏切られました。

凶悪犯ロボ・デンジャとドラえもんが入れ替わる展開が実にスムーズ。のび太と喧嘩して勢いで未来に帰るドラ→定期検診を嫌がるドラはドラミと入れ替えロープで一旦入れ替わる→元に戻るがポケットからロープがはみ出ている→事故を起こしたデンジャがドラと同室に運ばれる→デンジャはドラのポケットの入れ替えロープに気付き……という絶妙さ。

いざ入れ替わって仏頂面になったドラえもんについても、身近な人間はのび太と喧嘩をしたことが尾を引いているのだと解釈してあまり不審がらないそつのなさ。デンジャの方も事故で音声回路が故障したことで不必要に言い訳をさせず、即行動に移すテンポの良さ。

ドラえもんの体を得たデンジャは、のび太たちと過ごす何気ない時間の中で忘れていた心を取り戻す。その姿を台詞に頼ることなく、ごくごく自然な描写の積み重ねで感じさせる。

赤いビー玉=ドラの鼻は序盤では提示せず上手く隠していたら終盤はもっと感動したかもしれない。冒頭で寝ているドラの鼻を突っついたりせず「目を覚ましたドラの目の前には覗き込むのび太の顔」ぐらいの見せ方にするとか。

作画も良く、改造連結空気砲などアクションがカッコイイ。まあ、毎回このテンションで作られても困りますが、こういうスペシャル回ならOK。「ドラマ性のわさドラ」を名乗って良し!



※「みんなでつくる30年後ののび太の町」発表
7月に投票を終えた「30年後ののび太の町」をアニメにして発表。企画自体に懐疑的な私にはどうでもいい代物でしたが出来も酷いもの。ネズミからのプレゼントを気持ち悪がらないドラだと、これからのネズミ嫌い描写が揺らぎかねん。そもそもこの企画、スネ夫の家とか応募された絵とまったくの別物にしちゃうような体のいい視聴率稼ぎ企画でしかなかった。




9月18日「大あばれ!のび太の赤ちゃん」

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スネ夫とジャイアンの模型作りに触発されて何か作りたいのび太がドラえもんに触るなと言われた「架空生物製造機」を勝手に使ってしまう話。これって確か原作だと「人間製造機」だったよね。今のテレビ倫理レベルじゃ改変させられちゃうのか。残念。

人体が身近にあるもので○○が何個、○○が何本で構成されるという具体性が面白いのに、ドラゴンやユニコーンの必要材料が「衛星タイタンの石」「恐竜のウンチ」とかどこの召還魔法なんだか。そもそも人間を造る機械が誤ってミュータントを生み出すから欠陥だというのに、最初から架空生物というミュータントを製造する機械で、超能力を持ったミュータントが生まれることが欠陥と言われてもピンとこない。

しずかちゃんに「赤ちゃん(を一緒に作らない?)」と言うシーンも台詞から「架空生物の〜」を省くのは無理がある。まあ原作シチュエーションを残しただけ天晴れと思うべきか。

原作だと最後は材料に戻して解決してたはずだけど、それも改変され、知識を得た赤ん坊が宇宙へと旅立つラストヘ。別に原作のままでも命を軽んじてはいないと思うのだが。むしろ命を軽々しく生み出してはいけないのだと思わせてくれた。今回のラストは下手すれば逆に命の責任を回避できればいいとさえ見えかねない。どうも最近の過保護倫理はを間違えている気がする。

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