ファイナルファンタジー

●ファイナルファンタジー

原作/監督:
  • 坂口博信
共同監督:
  • 榊原幹典
声の出演:
  • ミン・ナ(『ムーラン』)
  • ジェームズ・ウッズ(『ハード・ウェイ』)
  • ドナルド・サザーランド(『スペース・カウボーイ』)
  • スティーヴ・ブシェーミ(『ファーゴ』)
  • アレック・ボールドウィン(『レッド・オクトーバーを追え!』)



そもそも私はゲーム『FF』を1度もプレイした事がありません。そんな私が何故観に行ったのか。フルCG映画のワンランク上を目指すと公言していた作品です。基本的に特撮の類いが好きな私にとってその進歩とやらが純粋に興味の対象だったからに他なりません。

しかし、結果としてはCGクオリティはシーン毎の差が大きく、その大半はゲームムービーと大差無い出来でした。

では映画としてはどうだったか?といえばそちらもスカスカ。設定はびっしり作ってあるようですが、その手の裏設定を好む作りは日本のOVAなどによくある風景であり、そういう意味ではやはり日本製っぽいと言えるかもしれません。

アメリカでの不振の原因はアメリカ人に難しすぎる内容だそうですが、日本のアニメファンなら中学生でも理解できるであろうよくある物語。本作から感じたのは「日本のアニメっぽい」でした。CGクオリティのシーン毎の差も日本アニメの作監システムが生み出す各話作画のばらつきに近いですし。

結局、現時点ではCGが実写に取って変わる事は出来なかった訳で、「だったらセットを組んで俳優が演じてCGモンスターをデジタル合成した方が安上がりだったのでは?」という意見ももっともに思えますが、でもだからといって単なるハリウッドフォーマットの映画にしたかった訳でもないでしょう。



この等身大フルCG作品は『トイ・ストーリー』『シュレック』のようなアニメの1ジャンルとしてのCGアニメではなく、また、実写とも違う新しい映像ジャンルの創造の可能性を垣間見せたように思います。

ま、だからといって面白くは無かったんですけどね。

★★

シェンムー・ザ・ムービー

●シェンムー・ザ・ムービー

監督/脚本:
  • 鈴木裕(「バーチャファイター」)
声の出演:
  • COREY MARSHALL(「芭月涼」役)
  • RUTH HOLLYMAN(「原崎望」役)
  • ROBERT JEFFERSON(「芭月厳」役)



いや~、困ったなぁというのが正直な感想です。これは映画館にかけるものではないのでは?(元々イベント用ですけど)

本当に誰かがゲームをしている画面を後ろから見ている気分でした。いや気分ではなく事実そうなんですけど。格闘画面がそのままだったのにはさすがに苦笑しました。映画をナメてます。せめて開発ツールを使うなりしてきちんと演出された画作りをするべきです。

元々イベント用なので洒落と思うべきなのかもしれませんが、ストーリーもいざゲーム画面を繋げて見せられて面白いかというとあまりテンポがいいとは言えません。やはりゲームは自分で遊んでナンボです。

評価するポイントとしては製作費と中身を考えれば、同じ(?)フルCG映画の『ファイナルファンタジー』よりコストパフォーマンスがいいかもしれないってところでしょうか。