ディレイルド/暴走超特急

●ディレイルド/暴走超特急

監督:
  • ボブ・ミショロウスキー(『シャークアタック』)
出演:
  • ジャン=クロード・ヴァン・ダム
  • ローラ・エレナ・ハリング(『マルホランド・ドライブ』)
  • トーマス・アラーナ(『レッド・オクトーバーを追え!』)



なんと!このmyroomを開いて1年ちょっとの間にちゃんと劇場で観た3本目のヴァン・ダム主演映画。半年に1作ペースとは……まあ、B級映画だから可能なんでしょうけど(それにビデオ発売の際に「劇場公開作品」という箔付けをするための公開だったりしますからね)。

内容は……う~ん、またも残念な出来。折角、前作『ファイナル・レジェンド/呪われたソロモン』が面白かったので期待したんですけどね。こうして見るとヴァン・ダムは香港を拠点にした方がいいのでは?と思っちゃいます。



家族には秘密でNATO工作員を職業にしている主人公。休暇返上で行くハメになった仕事は、情報を持った女性工作員を無事連れ帰ること。帰途に指定の特急列車に乗り込むと、謎の集団が列車をジャック。女性工作員が持っていたのは情報などではなく細菌兵器で、一団はその強奪を狙っていた。事件の真相は!?……ってな話。ありがちでしょ?

冒頭のひと悶着の中、女性工作員が『トゥームレイダー』もどきのワイヤーアクション(両脇にゴムみたいなワイヤーをつけて空中を踊るように飛び回るアレ)を見せる辺りで、その出来のしょぼさにあっという間に萎え、せめてヴァン・ダムのアクションに期待を!と思いきや、殺陣もまともに練られていないやっつけアクション。ダメだこりゃ。

この作品のもうひとつの要素「細菌汚染」も中途半端。争いの中、細菌のサンプルのひとつが破損し、列車全体が汚染されますが、主人公や犯人たちは相変わらず元気に歩き回るので緊迫感ゼロ。

細かい部分では、この手の「細菌+暴走」の定番で「街に入る前にミサイルで攻撃をするのか?」という展開ももちろんあるわけですが、「人命を失うけどやむを得ないのよぉ~」と悩むこともなく、あっさり決定されるのは如何なものかと。

オチも分かりやすいとはいえ伏線をまるで張っていないのでスルリと解決。ま、B級らしい作品ですな。そうと分かって観る分には十分……かな? その内、深夜枠かテレ東で放送されるでしょう。



余談。今これを書くのにパンフを読み返していたら「…『沈黙のテロリスト』などで娯楽映画ファンの信頼も厚いヌー・イメージ社製作の…」とあり、似た雰囲気の出来の悪さを感じていた私は思わず納得しちゃいました(笑)。

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