インソムニア

●インソムニア

監督:
  • クリストファー・ノーラン(『メメント』)
出演:
  • アル・パチーノ(『フェイク』)
  • ロビン・ウィリアムズ(『ポパイ』)
  • ヒラリー・スワンク(『ベスト・キッド4)



《インソムニア》とは不眠症の意。

主人公の刑事は殺人犯を確実に有罪にするために証拠の捏造をした過去を持っており、良心の呵責に苛まれ不眠症となっている状態。しかも、現在そのことで相棒の刑事共々、内務監査に調査されている。そんな中、白夜の町での少女殺害事件を担当することになるが、犯人追跡の途中で相棒を誤って射殺してしまうことに。「…相棒を撃ったのは本当に過失だったのか?」 少女殺害事件の捜査を続けながらも《夜の来ない町》で眠れない日々が続く……。


……面白い。本当に面白かった。久々に骨太なサスペンス・スリラーを観れたなぁと、上映終了後もしみじみしちゃいましたよ。

とにかくアル・パチーノがいい! ここまでいいと感じたのって初めてです(もちろん未見の作品の方が多いですけど)。

対するロビン・ウィリアムズは珍しい悪役で、少々板に付いていないのが難ですが、その曖昧さ加減から来る弱腰な雰囲気は逆にそういう犯人像もアリかな?と思わなくもないです。凄味の無い犯人がベテラン刑事を翻弄することで腹立ちも倍増って感じでしょうか?



物語のキーとなる「相棒を撃ったのは過失か?故意か?」の部分は、監督自身は射殺シーンを「過失として演出した」そうですが、それって「故意だけど過失に見えるように演出した」ってことですかね?(それでなくても意外に故意っぽく見えてましたけど)

とはいえ、どちらなのかは観る者が判断すればいい事。ちなみに私は故意と見ました。その方がアル・パチーノ演ずる刑事の心の闇を捉えていると思いますし。

元々はノルウェーの同名オリジナル作品があるそうなのでそちらも是非観たいですね(どうやら12月20日に『不眠症-インソムニア-』の題名でビデオがリリースされるとの事。近所のレンタル屋に入荷されることを祈るばかりです)。



今作は、最近のハリウッドのコンテンツ不足から来るリメイク流行りの1本とも言えますが、『ニキータ』を『アサシン』にしてしまうようなハリウッド製とは思えない完成度の高さは、やはり監督の力ですかね(『メメント』は公開当時に観そびれて未だ未見……なんとか時間を作って観たいんですけどね)。

私が今年(2002年)観た映画の中で五指に入る作品。是非!

★★★★★

この記事へのコメント

2014年08月24日 23:03
はじめまして。

私はブロガー18ヶ月目を迎えた、
五十路後半の専婦です。
PCの扱いもよく分からなかったのですが
ブログなるものに一昨年から憧れ…
躓きながらマイペースで
更新させて戴いております。

先日舞い込んでまいりました、
ロビン・ウィリアムズさんの訃報。
とても残念ですね…

拙ブログで哀悼の記事をかきましたので、
当該記事にTBさせて戴きました。

今後もよろしくお願いいたします。
2014年08月29日 21:44

>小枝さん

こんばんは。
こちらのコメントで氏の訃報を知りました。個性的で主演でも客演でも素晴らしい俳優でしたがとても残念です。
ご冥福をお祈りいたします。

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