ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女

●ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女

監督:
  • アンドリュー・アダムソン(『シュレック』)
原作:
  • C.S.ルイス
出演:
  • ジョージー・ヘンリー
  • ウィリアム・モーズリー
  • スキャンダー・ケインズ
  • アナ・ポップルウェル
  • ティルダ・スウィントン(『コンスタンティン』)
  • ジェームズ・マカヴォイ(『ウィンブルドン』)
  • ジム・ブロードベント(『バンデッドQ』)



第二次世界大戦時、子供たちはロンドンを離れ疎開生活をすることになった。ペベンシー家の4人兄弟も例外ではない。田舎のカーク教授の家に預けられることに。家政婦のマクレディさんの目を盗んで屋敷内でかくれんぼをした末っ子ルーシーは衣装ダンスが《ナルニア》に繋がっていることを見つける。そこは《白い魔女》が永遠の冬の世界にしてしまっている世界。兄弟は誰も信じなかったが、ある日、全員がそこに足を踏み入れることになる……。


これは見事なおとぎ話。
想像していたよりも良く出来てました。

映画としての印象は有り体に言えば『ハリー・ポッター』+『ロード・オブ・ザ・リング』。実際、子供たちが現実世界から扉の向こうの異世界へ行くしね。こちらの原作の方がファンタジーの古典なのだからそれも当然だけど。

『ロード・オブ・ザ・リング』との違いは、異世界が全くの別世界ではなく、現実世界が反映されている点(子供たちが好きなお菓子名やサンタクロースの存在などが異世界でも通用している)。これが本作をおとぎ話たらしめている要因。

戦時下の疎開生活が舞台なのは、原作執筆当時の反映なのだろうと容易に推測。その中にあって平和を願って本作を書いた……とは思いますが、やはり長男が奮い立つ様を見せられては、戦争の終結は自国の勝利によってのみ得られるという考えが根底にありそうな。そうだとしてもそれもまた時代性なので、そう思って観る分には問題ないけど。



映像的には『ロード・オブ・ザ・リング』の後では大人しいけど、おとぎ話としてはこのぐらいの塩梅で十分でしょう。

ちなみにライオンの王・アスランのあの姿は予告で使わないで欲しかったなぁ。展開が読めるじゃん。まあ見てなくてもほぼ読めるけどさ。

最後は一瞬「…えっ?」と思ったけど、ああ、そうなるのか。
この引き方もまたおとぎ話的。

『ロード・オブ・ザ・リング』のように重くなく、『ハリー・ポッター』のようにあざとくなく、素直に観れるファンタジーとして観て損はないかと。



第2章の製作も決定したそうで。原作は未読なので各章の関係性は知りませんが、全7章で2555年の年代記……全部作るのかなぁ?

★★★

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