ハウス・オブ・ザ・デッド

●ハウス・オブ・ザ・デッド

監督:
  • ウーヴェ・ボル
出演:
  • オナ・グローアー(『キャットウーマン』)
  • ジョナサン・チェリー(『デッドコースター』)
  • ユルゲン・プロホノフ(『Uボート』)



セガファン待望(笑)の作品が遂に日本上陸! 当時、作っているとは聞いていたけどやっとこさ完成したのかぁ……なんて思ってたら、コレ、製作年度表記2003年じゃん。実は危うく日本未公開になるトコだった?

映画館に足を運ぶと「お前、本当に映画に出ているのか?」と言いたくなるバイオハザード風コスチュームを身に付ける女性のポスターがお出迎え。しかも「『トゥームレイダー』『バイオハザード』そして……」なんて謳い文句で騙そうとしている胡散臭さ。うひょ~、こりゃ期待が高まるわぁ(笑)。

パンフ(ペラ紙)を買うと、その表紙は一転してサングラス着用で黒基調のクールな雰囲気。一応、原作のゲームイメージのつもりか。でも、こんな人間も絶対画面に出てこないでしょ? だって、内容の改変具合は耳に入ってるっちゅ~ねん。

で、鑑賞……すっげぇ~! 想像を遥かに超えるZ級映画! 『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』のザの字も無いぞ! あ、映画タイトルには元から無いか。



雑に撮った映像を雑に繋げて雑に音声を入れて誤魔化した最高駄作! デジタルの普及で低予算でもそれなりのクオリティで仕上がってしまう現在の世に、これだけのローテク、ロークオリティを見せてくれるなんて逆にありがたやありがたや。80年代にタイムスリップした気分を味わえるぞ。

孤島で開かれるパーティに参加する船に乗り遅れ、胡散臭い船長の船で島に渡ろうとすると「あの島は死の島だ」と言われるが、報酬を払って送ってもらうと、島のパーティ会場は人気が無くて、そこにゾンビが襲ってきて、島の真ん中の小屋に逃げ込んで、そこには既に数人逃げ込んでいて、すったもんだのあげくゾンビ軍団と真っ向対決するというバカバカしい展開全開。最後に生き残った人間の名前が○○○○○ってオチはグッタリさせてくれること間違いなし。



以下、脚本家の弁。

「ゲームの脚色で大変なのは、主人公であるガンを撃ちまくる人物というものが一人称であるために自分の言葉を持っていない、ということなんだ。だから僕らはゾンビ・シューティングというゲームの核となる要素を残し、あとはオリジナルストーリーにすることにした」

……『ガンサバイバー』原作で同じ映画がもう1本出来上がりです。

「だが、ゲームの良い部分はまるでテントの柱のように活かしたよ。ゲームの設定そのままの部分もあるし、そうでない点もある」

……意味不明です。

「ゲームで解決しなかった謎が映画の中で解かれたりもしているんだ」

……オリジナルストーリーで見事解決。名探偵コナンもビックリです。



これだからアメリカ人ってのはアテにならねぇ。
脚本チェックをちゃんとやろうよ、セガ。
てなわけで、あえてハズレを観たい人向け作品。

P.S.
残念ながらゾンビ役の中に中川部長は確認できず。DVDの機能で出演場面を矢印で表示してくれるとかしてくれないかな?なんて書いておきながら買う気はあまり無いんだけど。(※買いました)

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