ファム・ファタール

●ファム・ファタール

監督/脚本:
  • ブライアン・デ・パルマ(『ミッション:インポッシブル』)
音楽:
  • 坂本龍一
出演:
  • レベッカ・ローミン=ステイモス
  • アントニオ・バンデラス
  • ピーター・コヨーテ



カンヌ国際映画祭会場からの宝石強奪計画。女優が身にまとう1千万ドルの宝石の服を本人に気付かれないままにすり変える大胆な計画だったが1発の銃弾が全てを変えた。土壇場で女優を誘惑する役目の女・ロールが裏切った。ロールは1人宝石を持って逃走。偶然、自分そっくりの女性に間違われたことからその女性に成りすましアメリカへ逃亡。そして7年が過ぎた。カメラマンのニコラスは在仏中の米外交官の妻の写真をパパラッチするよう依頼されるが、それはあのロールだった……。


予告編等で抱いたイメージとはちょっと違っていて意外と真っ当なサスペンスでした。まあヒッチコック好きのデ・パルマだもん当然といえば当然ですか。エロス描写の多さ以外はヒッチコック映画の風体で進行していきます。

映像の作り方はトリッキーに見えて実は意外に王道。
分割画面など逆に手堅さを感じます。

物語的には、冒頭の宝石強盗のノリから一転して、別の女性に間違われて以降、展開がバッサリと切り替わる様は、まるで『サイコ』さながらですが、まさに同様、徐々に全体が一本の糸で繋がっていきます。

ニコラスが事件に巻き込まれて、遂に退っ引きならない所まで追い詰められて、おー、これからどうなるのかなぁ、どうまとめてくれるのかなぁとワクワクしてクライマックスを期待してたら……え~~っ??何それ。

○○オチかよ。ひでぇ。
宝石を預かったとされるロールの女友達が追っ手に襲われる場面が妙に印象的だなぁと思ったら、やはりオチの完全なる伏線。しかし、あれじゃトラックドライバーのおっちゃんがいい迷惑だわ。



オチ以外はデ・パルマっぽさがいい塩梅でまあまあ良かっただけに残念。アレはアレで物語になってなくはないけど、やはりあれじゃ最後にテーブルをひっくり返しただけでしょ。

★★

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