ブラック・ダイヤモンド

●ブラック・ダイヤモンド

監督:
  • アンジェイ・バートコウィアク(『ロミオ・マスト・ダイ』)
出演:
  • ジェット・リー(『ザ・ワン』)
  • DMX(『DENGEKI/電撃』)
  • ケリー・フー(『X-MEN2』)
  • マーク・ダカスコス(『ジェボーダンの獣』)



めっちゃ面白かったです。最近のジャッキー・チェンの甘口アクションに寂しい思いをしている身にとって、ジェット・リーの切れ味抜群の辛口アクションは本当に今の私の心の拠り所になってますです、ハイ(……ホント、そろそろ危機感持ってよ、ジャッキー(泣))。

そんなめっちゃ面白かった本作にも問題点が。
それはなんだかんだ言ってもDMXが主人公だということ。

一応、本作はジェット・リーとDMXのダブル主役なのである程度は仕方がないとはいえ、空港を去るラストカットがDMX中心で、なんとジェット・リーはフレームの外扱いでやんの、こんちくしょーめ。

物語はDMX演じる強盗グループのリーダーが《ブラックダイヤモンド》を手に入れたことに始まり、その後、彼の娘が誘拐されることで動いていくので、確かにリー演じる台湾の秘密捜査官という立場はドラマの中で「よそ者」になってしまうのも事実です。

でも《ブラックダイヤモンド》争奪戦の裏に暗躍する真実を知る(味方側では)唯一の存在というのは、劇中、ジョークでカンフー版ボンドと呼称される通り007的主人公の資質十分でもある訳で。

おそらく製作の問題として主人公2人の扱いを同等にせざるをえなかったのでしょうが、しかし、どちらかに針を振るべきでした。



別にDMXを主人公にしても構わないのです。
でもその場合、ラスボスとの一騎討ちはDMXが務めているはず。力不足も何のその、格下の者は知恵と勇気で乗り切ればいいんです。リーはケリー・フー演じる側近の女性との一騎討ち担当となるはず。

でも、ラスボスはマーク・ダカスコスですよ?
リーと一騎討ちする為の好敵手以外の何者でもありません。
だから、この時点で主人公はリーなんです(断定!)。

そうなると、クライマックスでのリーとダカスコスの一騎討ちは全然食い足りないです。あぁ、もっともっと見たかったなぁ。合間に別の場所で起こっている「DMXのドタバタ」と「女同士の一騎討ち」がインサートされてますが、そんなもんいらないってば。

そもそも女同士の一騎討ちは、リーを相手に出来るぐらいの手練の女と、単なる強盗グループの紅一点レベルが対等に闘えている不自然極まりない代物。なので、助演のDMX君(笑)を加えた2対1対決にして欲しかったですね。



本作は本気のジェット・リー主演作だったら完璧!だったかも。出来れば、このカンフー版ボンドを主人公にしたシリーズ続編を希望!!

★★★★

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