フレディVSジェイソン

●フレディVSジェイソン

製作:
  • ショーン・S・カニンガム(『13日の金曜日』)
監督:
  • ロニー・ユー(『チャイルドプレイ/チャッキーの花嫁』)
出演:
  • ロバート・イングランド(『エルム街の悪夢』)
  • モニカ・キーナ(『スノーホワイト』)



エルム街の住人たちがフレディの恐怖への対抗策として「彼を忘れ」ていた。恐怖を糧とするフレディは力を失うことを恐れ、現実の殺人鬼ジェイソンを利用してエルム街に恐怖を取り戻そうとした。そしてジェイソンによる殺人が起こると人々はこう呟いた「……フレディの仕業だ」と……。


長年の企画が遂に実現!(って、先日『T3』でも書いたような)。まさに夢の対決。夢の対決といえば往年の東映まんがまつり『マジンガーZ対デビルマン』や『キングコング対ゴジラ』を思い出します(これらのタイトルはパンフにも掲載されてましたが)。

テレビ等の媒体では「2つの恐怖の対決」といった口調が目立っていましたが、恐怖感はゼロ(まあ、そんな前宣伝を信じて観た人もいないでしょうけど)。本作は「恐怖のセメントデスマッチ」という謳い文句のプロレス(特にアメプロ系)を観戦する気分で観ましょう。

ストーリー的には『エルム街の悪夢』にジェイソンが客演している形かと。冒頭から変な展開だなぁと思えば既に夢の中。アメリカのローティーン向けなのかフレディはかなり説明的で親切な作り。もっと何が起きているのか分からないようにしておいて、実は裏にフレディがいましたって展開の方が面白かったと思うんですけどねぇ。

ジェイソン役は『13金』シリーズ後半から『ジェイソンX』でも担当していたケイン・ホッダーからケン・カージンガーにバトンタッチ。理由はケインだと大きすぎてフレディと並ぶと強そうに見えすぎるかららしいですけど、逆にジェイソンが小柄に感じて貧弱くんに見えちゃってます。

そもそも「力のジェイソン」対「技のフレディ」の対決なんだから体のサイズが対照的な方が効果的だと思うのですが……これって日本人の感覚?

ラストは誰もが思った通りの引き分け(引き分け方はさすがにここでは書きませんけど)。しかも、あの終わり方では2つの世界が交わったままだし。本作は言ってみればアメコミでのクロスオーバー作品みたいなものなんだから、最後は各々の世界に戻っていくようなオチにして欲しかったのココロ(それに、きっと本作の続きは作らないでしょ?)。



本作は恐怖抜きで2人の肉弾戦を楽しめる人にならお薦め出来る……かな?

さて、夢の対決第2弾は『エイリアンVSプレデター』が控えていますが、言ってみればこちらは純粋な怪物対決。それならば本作のようなアクションは逆にハマると思うので期待したいものです。

★★

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