ヘルボーイ

●ヘルボーイ

監督/脚本/ストーリー:
  • ギレルモ・デル・トロ(『ブレイド2』)
出演:
  • ロン・パールマン(『ブレイド2』)
  • セルマ・ブレア(『クルーエル・インテンションズ』)
  • ルパート・エヴァンス
  • ジョン・ハート(『エレファントマン』)



ナチスドイツと妖僧ラスプーチンの実験(の失敗)により人間世界に現れた赤ん坊。真っ赤な体。石のように硬い右腕。超常現象学者ブルーム博士が保護し名付けた名前は《ヘルボーイ》。時は現代、博士の元に《超常現象調査防衛局》が設立され、ヘルボーイはトップエージェントとして魔物退治をしていた。そんなある日、妖僧ラスプーチンが復活を果たした……。


最近多いアメコミ原作のヒーロー物の1本。
設定は面白い。キャラ造形は最近のアメコミヒーロー物の中で一番いいです。ナチの亡霊クロエネンの二刀流アクションなんてキャラが立ちまくってるし。

アクションもけれん味たっぷりで『ブレイド2』のデル・トロ監督らしい。ヘルボーイと水棲人間エイブが「レッド」「ブルー」と呼び合う姿も戦隊ヒーローっぽくて楽しい。でもブルー戦闘力なさすぎ(笑)。まあ情報担当だけどさ。

この「腕力至上主義」はアメリカ人のヒーロー感まんまなので根っこはやはりバタ臭い。稲妻を操るイエローとか樹木を操るグリーンなんてのが加わったモンスター戦隊を希望したいところ。

残念なのは物語運びがもっさりしていること。
ヘルボーイが想いを寄せる念動発火能力を持つリズと、新人FBI捜査官ジョン・マイヤーズとの仲をやきもきして後をつけるくだりなんて中だるみの極みだし。
こうした愚痴るキャラクターというのもヘルボーイの持ち味のようですが折り込み方がイマイチ。まあ、デル・トロ監督だしぃ。

最後はこんな化け物どうやって倒すんだよ~……とか思ってたらあっさり倒せちゃうし。どうしても日本人が持つヒーロー感とのギャップはあるので過度な期待は禁物です(劇場版『仮面ライダー剣』のクライマックスと比較してみよ!)。



ヒーロー映画としてハズしてはいない佳作。
とりあえず観て損はないかな?

しかし、なんだかんだ言ってナチスドイツって物語のいいネタなのね。普段は映画等での扱いに敏感だったりするのにアメリカ人て謎。単純に本音と建て前?

★★★

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