ロード・オブ・ザ・リング

●ロード・オブ・ザ・リング

監督:
  • ピーター・ジャクソン(『さまよう魂たち』)
出演:
  • イライジャ・ウッド(『パラサイト』)
  • イアン・マッケラン(『ゴールデン・ボーイ』)
  • リヴ・タイラー(『アルマゲドン』)
  • クリストファー・リー(『吸血鬼ドラキュラ』)



今ある全てのファンタジーの原点『指輪物語』の映画化……ってそんなことはこんなネットをやるような人間なら誰でも知っていますね。巷では「ドラクエにそっくり!」なんて発言する物知らずもいますけど。

で、感想はというと……尺長すぎ。

私は原作ファンではありませんし原作を読んだことすらありませんが、どうやら原作を完全に映像化した代物だとか。様々なエピソードを余すことなく映像にしたのでしょう。「原作のあのシーンは?」という声を無くした結果の3時間といったところでしょうか。

ビジュアルの完成度はよくある比較対象として『ハリー・ポッター』と比べて圧倒的な質と量です。あれだけ完全に作り上げた別世界は『スターウォーズ』に肩を並べていると思います。特撮好きの血は十分熱くなりました。撮影、視覚効果などビジュアル面でのアカデミー賞授賞も納得の出来でした。

ただし言ってみればそれだけの作品。映画として見た場合、要素の詰め込み過ぎと展開の遅さに私は途中で飽きました。「完全映画化」というキーワードをどうしても使いたかったのでしょうか。

例えば『劇場版ガンダム三部作』。あれはテレビシリーズ全43話=正味14時間という原作をそのまま全て繋げたわけではありません。必要なエッセンスを抽出、構成したものだったはず。すべからくメディアの違いによる表現の違いはあって当然で、映画は映画の文法で語るべきでしょう(同様の事は『ハリー・ポッター』の時も感じましたが)。



とはいえ、第一部は原作もモッタリしていてそれをよくあれだけ面白くしたという話も耳にするので、どうやら第二部、第三部に期待のようですね。

★★★

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