蝋人形の館

●蝋人形の館

監督:
  • ジャウム・コレット=セラ
出演:
  • エリシャ・カスバート(『24』)
  • ジャレッド・バダレッキ(『フライト・オブ・フェニックス』)
  • ロバート・リチャード(『コーチ・カーター』)
  • パリス・ヒルトン(※ヒルトン一族の令嬢)
  • ジョン・エイブラハムズ(『パラサイト』)
  • チャド・マイケル・マーレイ(『フォーチュン・クッキー』)
  • ブライアン・バン・ホルト(『S.W.A.T.』)



いや~、満足満足大満足!
極上のアメリカンホラーを堪能しました。

製作はホラー専門にジョエル・シルバーとロバート・ゼメキスが立ち上げたスタジオ《ダーク・キャッスル・エンターテインメント》。いやもう、ハズしませんね、ここは。

最初にダークキャッスルのロゴが映し出された時に「よっ、待ってました!」と声をかけたい衝動に駆られた私(笑)。もちろん押さえたけど(だって劇場で何度か見かけた「上映後におちゃらけてスタンディングオベーションをするような馬鹿」と同じに思われたくないですもん)。



本作は33年版、53年版『肉の蝋人形』のリメイク(ちなみに97年にもルチオ・フルチ&ダリオ・アルジェント原作で同題名作のリメイクが作られてますが)。

前作『ゴシカ』はジャパニーズホラー旋風に対抗するかのような内容で、以降、ダークキャッスルは新規ホラー制作会社に転向してしまうのか?とドキドキもんでしたが、本作でスタジオ設立時の志に戻ってひと安心。

オリジナル『肉の蝋人形』からはモチーフ程度を持ってきただけで全く違う物語を構築。先の読めない展開にドッキドキ。だって、まさか○○○○があんなことになるなんて。これぞダーークキャッソーーッ!

切るわ削ぐわブッ刺すわ、もはや米産ホラーのレーティング調整では見られないと思っていたものがここに! 『テキサス・チェーンソー』ですらマイルドになって物足りなかっただけにこれは嬉しい。さすがダーークキャッソーーッ!



内容は題名から想像するそのものなので説明不要。都会のコンサート会場に向かう若者たちが、偶然、立ち寄ってしまった町にたたずむ一軒の蝋人形館……これですよ、これ。

キャスティングではゴシップクイーンのパリス・ヒルトンが"まとも"な役で初出演しているのが、ある意味、売りだそうだけど、鑑賞後パンフを読むまでまったく知らなかった私。実際、まさに等身大な演技で問題はなかったです。

監督はこれまではミュージックビデオやCM等を手掛けていて本作が映画初監督とのこと。このプロフィールを鑑賞後に知り、ちょっとビックリ。だって大抵のミュージックビデオ出身監督って映像だけだったりノリだけだったりするのに本作ではそれらの欠片も無かったから。しっかりした演出の積み重ねで恐怖を紡ぐ手腕は素晴らしいの一言。



久々のスラッシャームービーの傑作。是非!

P.S.
今、不安なのはDVD化の際にゴージャス繋がりでパリスの声を叶姉妹辺りが吹き替えそうで嫌だなってことだけど、こんなマイナー映画でそんなプロモーションを仕掛けることはないか。杞憂に終われ。

★★★★★

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