SHINOBI

●SHINOBI

監督:
  • 下山天(『マッスルヒート』)
出演:
  • 仲間由紀恵(『トリック』)
  • オダギリジョー(『あずみ』)
  • 椎名桔平(『化粧師』)
  • 黒谷友香(『魔界転生』)
  • 江尻エリカ(『パッチギ!』)
  • 虎牙光輝(『GMMG/東京SOS』)



伊賀と甲賀。互いに相容れぬ2つの忍者集団は、初代・服部半蔵との約定によって争うことを禁じられていた。そんな中、伊賀の次期頭首《朧(おぼろ)》と甲賀の次期頭首《弦之介》は出会い、そして愛しあう仲になっていた。
時は1614年、徳川家康から1つの命が発せられた。伊賀と甲賀双方の手練5人を選び、互いに戦い合い、どちらが生き残ったかによって次期将軍を決めるというものだった。
そして選ばれた5人の中に朧と弦之介の名前もあった……。


う~ん、面白くないなぁ。
これは私が先にアニメ『バジリスク』を見ているせいか?

そもそも「十人衆」が「五人衆」になってしまっているのがパワーダウンの主な原因。そりゃ上映時間の都合で削ったってのは理解できる……できるけど、やっぱ削っちゃ駄目。それに残したのがまともな「人型」ばかりでは、五人衆が生え抜きの精鋭に見えないという事態に。

別に女性蔑視をするつもりはないけど、それぞれ5人中1人が女性(伊賀なんて朧を含めると5人中2人が女性)というのは戦国の世としては比率が高い。あれでは「時に忘れられたさびれかけた里に残った数少ない忍者たち」ってな感じに見えちゃいましたよ、私は。

10+10=20人もの忍者をCG処理できるほどの製作費はなかったんでしょう。現に5+5=10人分でさえも描ききれてはいないですし。まともなのは森の中の2対2の戦いぐらいで、後は生え抜きと呼ぶにははばかるほどにあっさりと死んでいく始末。

まあ、監督はその辺は分かってたんでしょうね。中身の主だった印象を「時代劇版ロミオとジュリエット」にしてウケのいいキャスティングをして、一般客さん観に来てね、といった作り方になってます。でも、それって『甲賀忍法帖』を映画化する意味あるのかな?



私が観たかったものではないけれど、それはそれで面白ければ文句はない。しかし、面白くない。登場人物らの心の機微があまりにも描けていない。ここに五人衆にしてしまったツケが。たった5組のドラマでは描けやしないよねぇ。あの朧の変化は唐突すぎますって。

主役2人のキャスティングも、まあ仲間由紀恵は可もなく不可もなくとしてもオダギリジョーは違うよなぁ。あんなに感情的なキャラにしてしまった脚本(&演出)も悪いが。私のイメージは少し前の高嶋政宏ぐらいの貫禄が欲しいんだけど……あれ、これって『バジリスク』に引きずられてるかも?(笑)



金を出して観るほどではない。
とはいえ『甲賀忍法帖』ではなく『SHINOBI』として観て満足する人がいるかもしれないので完全に否定はしませんがね。

ちなみに最初『SHINOBI』というタイトル見たときはセガ製PS2ゲームの映画化かと思いました(笑)。

★★

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