サイレン

●サイレン

監督:
  • 堤幸彦(『トリック』)
出演:
  • 市川由衣(『呪怨』)
  • 田中直樹(『逆境ナイン』)
  • 森本レオ
  • 阿部寛(『トリック』)



1976年、夜美島(やみじま)。嵐の中、全島民が消失する事件が起きた。たった1人発見された男は正気を失っていた。「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」男はそう繰り返すばかりだった。

事件から29年後、天本由貴は病気がちな弟の療養のためにフリーライターの父と共に夜美島に引っ越してきた。島に常駐する青年医師が島内を案内するが、島はどこか異様な雰囲気を漂わせていた。家にたどり着くと隣家の女性が島での暮らし方のアドバイスをしてきた。サイレンが鳴ったら外に出てはならない、と……。


う~~~ん、まあまあ止まり。
期待値が高かっただけに残念。

これ書いちゃうとネタバレになりかねないんだけど、某韓国映画とかなりかぶってます(※ヒント…私感想書いてます)。しかも向こうの方が断然上だから始末に悪い。

島に到着した場面で青年医師が口にする「思ったよりお子さん元気ですね」という台詞の真の意味とかすぐ読み取れちゃったよ(さすがに弟が○○だとは思わなかったけど)。

ホラーとしての緊張感がない。島の異様さは十分伝わってくるけど、いざ主人公の身の回りに様々なことが起こってからも空気が張りつめない。堤監督って巧い種類の監督だと思いますがホラーの演出には向かないのでは?(過去作もあるにはあるけど)

本作をホラーではなくサイコサスペンスドラマとして観れば多分許容範囲(どうやら本作はホラーではなくスリラーらしいけど)。オチのどんでん返し具合もM・ナイト・シャマラン監督作のようなもんだし。

ただ、意味があるというイメージカラー「赤」はあまり目に止まらなかったなぁ。それに「赤い服の少女」の存在は正直分かりません。映画として機能しない裏設定とか私は好きじゃないし(それを紐解くのが好きだって人もいるんでしょうけどね)。



「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」を逆説的に考えるという部分は面白かったです。でも強烈さはなかった。それを知らしめた時に「うおお、なるほどねぇ」と唸らせなかったら負けでしょ。

前述した通り、M・ナイト・シャマラン監督作を好む人ならちょうどいい作品。まあ、一見の価値はあるかな。

★★★

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