NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE

●NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE

監督:
  • 鈴木雅之(『世にも奇妙な物語』)
出演:
  • 香取慎吾(『ジュブナイル』)
  • 知念侑李(『ほんとにあった恐い話』)
  • 田中麗奈(『ドラッグストア・ガール』)
  • ゴリ(『ちゅらさん』)
  • 戸田恵子
  • 浅野和之
  • 伊東四郎
  • 升毅
  • 宇梶剛士
  • 東幹久
カメオ出演:
  • 草ナギ剛
  • 瀬戸朝香
  • 乙葉
  • 村上ショージ
  • 酒井敏也
  • 大杉蓮
  • 西村雅彦
  • ガレッジセール川田



伊賀の里で修行をする忍者《服部カンゾウ》ハットリくん。最後の修行は江戸で1人の主に仕えること。ただし「主以外の者に姿を見せてはならない」という掟を守らなければ破門となる。現代の江戸=東京にやってきたハットリくんは少年ケンイチを主と決め居候生活を始める。時を同じくして世間では外傷のないまま意識不明になる連続傷害(?)事件が起きていた。そこには謎の忍者の影があった……。


う~む、味薄い料理を食わされた気分。
不味くはないんだけどなんとも物足りない。

オープニングのCGアクションは頑張っていたけど、綱一本で東京の街の空を滑空する部分で急速にパワーダウン。『スパイダーマン』後にそれはないでしょ。

姿を見られないようにする一連のドタバタも適当にこなしているだけって感じ。その先にある「人目にさらされることをかえりみないハットリ」で盛り上げるには弱い。その堂々と町中を走るハットリの姿で感動させる見せ方もあまりに強引。ハットリくんの世界観では本気で走ればシュタタタタって感じで人には見えにくいレベルじゃないの?

ケンイチがイジメを克服した《空蝉の術》……おいおい、あれじゃ逆にいじめられるって。ケンイチが憧れる盲目の少女(=田中麗奈)もいらない。目の見えない彼女が外へ飛び出す勇気とケンイチがイジメに立ち向かう勇気をリンクさせるでもなし。クライマックスの、たかが子供の必死な姿を見ただけで心変わりをする犯人の安っぽさ。あ~あ、なんと緩い脚本だこと(※脚本はタレントのマギー)。

演出も酷い。例えば、繰り返される無表情キャスターの無意味さ。監督は「リアルな現代とは少し違うハットリくん的な世界観を作りたかった」そうですが、ふざけるな。だったらもっと漫画的に作り上げるべき。たかが子供向け作品と馬鹿にしてるでしょ?



香取慎吾のハットリくんのハマり具合がいいだけになんとももったいない作品。テレビ放送時に観れば十分。金払うと痛い目を見ますよ。

★★

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