オースティンパワーズ/ゴールドメンバー

●オースティンパワーズ/ゴールドメンバー

監督:
  • ジェイ・ローチ
出演:
  • マイク・マイヤーズ(『ウェインズ・ワールド』)
  • ビヨンセ・ノウルズ
  • マイケル・ケイン(『サイダーハウス・ルール』)
カメオ出演:
  • トム・クルーズ
  • グウィネス・パルトロウ
  • スティーヴン・スピルバーグ 他多数



え~と、世間で言われるほど面白かったですか?
私は前作『~デラックス』は好きですが、今回は正直イマイチでした。部分部分は面白いんですけどね、小便小僧のおしっこネタとかチ●コネタ影絵とか、言葉以外で笑わせようとしているところだけは。

この辺りはシリーズを重ねた事による良くも悪くも慣れのせいではないでしょうか。国民性への依存を高めた結果で、元々アメリカ人向けの笑いではありますが、今回は特にスラングでの笑いが続きすぎいて、あれを日本人で笑えると言う人は大嘘つきです。



実は1作目は未見。それというのも公開当時は「渋谷系」のオシャレ映画として扱われ、事実、渋谷の映画館でしか公開されなかったため、観に行くのを断念。「なんかオシャレな映画」との評価とそのブームに嫌悪感を抱きもしました。だって見た目は60年代の文化を身にまとってはいるけれど中身は単なるバカ映画(※誉め言葉)ですから。

どうも本作にいたってもまだ同様の価値判断がされているような。つまり「オシャレな私だけどおバカな映画も楽しめる懐の広さ」「それって普通の澄ました人よりもずっとオシャレ」という思考。若い女性映画評論家にも多いですね。

世の中には本作よりもっとバカ映画は存在するわけで。でもそういった人種は真のバカ映画は嫌だったりするんですよね。結局その人たちにとって『オースティンパワーズ』とは見た目だけかと。だって言葉が分からないんだもん。全部の下ネタ本気で意味が分かって笑えてたらオシャレじゃないでしょ。

ちなみに映画を観終わった後に私の後ろで女性2人が「スマステでおすぎさんが2000円で下品を楽しむって言ってたけどホントにそんな感じだったぁ」なんて話してました。実に見事なエセですな。



やはりコメディ物は字面で笑えるわけないんだから吹替版を作らないと。往年の『Mr.BOO』よろしく、広川太一郎さんにまかせればバッチリです(個人的趣味入りまくり)。笑いは文化の反映ですから。

★★

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