HERO~英雄~

●HERO~英雄~

監督:
  • チャン・イーモウ(『あの子を探して』)
出演:
  • ジェット・リー(『ザ・ワン』)
  • トニー・レオン(『インファナル・アフェア』)
  • マギー・チャン(『ポリス・ストーリー』)
  • チャン・ツィイー(『ラッシュアワー2』)
  • ドニー・イェン(『ブレイド2』)
  • チェン・ダオミン(『西太后』)



後の始皇帝・秦王の元を1人の男が訪れる。
その男の名は《無名》。
手には1本の槍と2振りの剣。
彼は3人の暗殺者を討ち取ったと語る。
秦王は暗殺者から身を守るため100歩以内に誰も近付けようとはしないが、その功績から10歩までの謁見を許す。
それが《無名》の狙い。
彼は10歩以内にいる相手を確実に一撃で倒す技を持つ。
彼の真の狙いは「秦王の暗殺」だった……。


うん、面白かったです。
構成は、100歩の距離から10歩にたどり着くまでに《無名》が3人の暗殺者との死闘ぶりを秦王に語る回想形式になっていますが、これが実に上手い。

《無名》が語る話の中の虚実の「色」。

2人の暗殺者《残剣》と《飛雪》とのやりとりを当初語った時には登場人物の皆が「赤」を基調とした衣装を身に付け、画も全体的に赤系。秦王が《無名》の語るその話に不信感を抱き、真実とはこうだったのではないのか?と語りはじめ、回想に入ると「青」を基調にした画となっている……といった具合。

真実の「色」は何色なのか?……本作の見せ方はどちらかというとミステリー物的ですね。

なので、ヒーロー的な英雄活劇を期待した人たちには少々肩すかしだったかもしれません(劇場には子供連れの姿もチラホラ見かけましたが、上映終了後、楽しんだ感が無さそうでしたから)。でもアクションが弱いかというとそんなことはなく、派手な殺陣もきちんと堪能出来る作品ですのでお間違えないように。



本作の芯は「力」ではなく「心」。
復讐活劇とはまた違う精神的駆け引きを楽しめました。
この手の武侠物を嫌いでなければ是非。

★★★★

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