PROMISE

●PROMISE

監督/脚本:
  • チェン・カイコー(『始皇帝暗殺』)
出演:
  • 真田広之(『亡国のイージス』)
  • チャン・ドンゴン(『ブラザーフッド』)
  • ニコラス・ツェー(『香港国際警察』)
  • セシリア・チャン(『喜劇王』)
  • リウ・イエ(『山の郵便配達』)



戦場で死体から食べ物を漁っている少女がいた。高貴な少年が「奴隷になれば食べ物をやる」と言った。少女は承知して食べ物を受け取るが少年を殴って逃げた。母の元へと走る少女の前に、運命を司る女神《満神》が現れた。「あなたに全てを与えよう。しかし一生、真の愛だけは得られない。それでもいいか?」 少女は答えた「それでもいい」と。

北の公爵《無歓》は王への反乱を企てた。王に仕える大将軍《光明》は暗殺者《鬼狼》の手で足留めを食らう。光明は自分の甲冑を奴隷の《昆崙》に着せて自分の身代わりに王の救出に向かわせる。城では王妃《傾城》の美しさに敵兵すらも目を奪われていた。しかし王に愛想を尽かした傾城に王は剣を突き付ける。そこへ現れる光明の甲冑を身にまとった昆崙。「武器を持たない者が王だ」と聞かされていた昆崙は王を殺してしまう……。


うむ、見事。
5人それぞれが持つ「約束」が複雑に絡み合う様に拍手です。

日本映画界から真田広之。
韓国映画界からチャン・ドンゴン。
香港映画界からニコラス・ツェー。
この3人が惚れる美女に香港映画界のセシリア・チャン。
本作の影のキーマンに中国映画界のリウ・イエ。

アジアの才能がここに結集。監督も認めているように各国での興行的な意味合いもあるであろう配役ですが、単なる客寄せパンダとは一線を画する中身を提示することでそんな印象は毛ほども感じさせません。

とはいえ、冒頭であまりにもCGくさい牛の大群映像を目の当たりにした時には不安を覚えたのも事実ですけど(笑)。

あまりにも作られた映像。今現在の技術なら安価でももう少しリアルに出来るのに何故?と思いましたが、その後、奴隷が2本足で立ち上がる様や大将軍を胴上げするワイヤー加減などを見ていくにつれ、納得しました。

これは全体を寓話として描こうとしているのだと。

宣伝では『HERO~英雄~』『LOVERS』路線のように紹介していましたが、武侠映画という括りは同じでもまるで似て非なるもの。本作は人間を描きつつも、より大きな理(ことわり)を描いています。クライマックスで帰結する選択などは寓話としての意味合いをハッキリさせ、本作を完璧に仕上げました。



ちなみにラストの○○の姿はもう一度同じ道を歩いてしまっていると私は見たのですがどうでしょう(だって○○の上を歩いてるし)。

しかし『さらば、わが愛/覇王別姫』『北京ヴァイオリン』などと並ぶ監督のフィルモグラフィーを見るにつけハリウッド作『キリング・ミー・ソフトリー』は異色に感じますね。これだけ振り幅のある監督ってある意味凄いわぁ。

★★★★

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