友引忌/ともびき

●友引忌/ともびき

監督/脚本:
  • アン・ビョンギ(『ボイス』)
出演:
  • ハ・ジウォン(『ボイス』)
  • キム・ギュリ(『リベラ・メ』)
  • チェ・ジョンユン(『ボイス』)
  • ユ・ジテ(『リメンバー・ミー』)
  • ユ・ジュンサン(『カル』)
  • チョン・ジュン(『リベラ・メ』)



大学院に通うヘジンの元を大学時代の友人・ソネが2年ぶりに訪ねてきた。ソネは怯えながら言う「……ギョンアが私に付きまとうの」と。しかし、ギョンアは大学時代、ヘジンが見ている前でビルから飛び下り自殺をしたのだ。次々と起こる友人たちの死。これはギョンアの仕業なのか……?


うん、こんなもんでしょ。
本作は『ボイス』以前に作られたアン・ビョンギの監督デビュー作と知り、期待せずに臨みましたが、まあ予想通りかと。

『ボイス』に比べて安い。製作費が、ではなく演出が。まあ本作が先なんで当然か。基本的に構成力が足りないのも然り。まあ『ボイス』に至っても良くはなかったですけどね。監督は自他共に認めるホラー映画ファンのようで、良くも悪くも情熱とオタク気質で作った作品。



終盤で事件の裏が分かる辺りから盛り上がるのは『ボイス』同様か。ただし、主人公・ヘジンがあるビデオを見て知る真実にインパクトが無いのが残念。そもそもあれをオチにするならヘジンはギョンアの死を引きずっていなければ駄目でしょう(※後述)。

ヘジンが見たビデオとは、友人の1人が現場で回していたカメラの映像ですが、どう考えてもビデオ映像ではない画面が挟まっている演出は分かりやすさを優先したんでしょうな。でも、やはりここはビデオ映像のみで通した方が緊張感も増したでしょうに残念。

ちなみにこの部分、パンフの寄稿文で「ビデオカメラを持っている人間が写っていることに驚いた。これはビデオ自体が呪われているということか?」などと的外れなことを書いてる人間がいましたが、だったらビデオを見ているヘジンが、到底ビデオではありえない映像であることに驚く様がなければおかしいでしょうに(だからあれは単に過去の回想映像を挿入したか、ビデオ内容からヘジンが推察した映像と見るべき)。

それにしても、主人公・ヘジンが、自分がギョンアを自殺に追いやったのだと思っていながら悩む様子が皆無なのはいただけない。

ギョンアは少女時代から悪魔の子供と忌み嫌われていた存在なれど、その真偽は不明。作品の流れから見れば完全に世間の偏見によるイジメでしかない。その偏見をもってギョンアを責めながら反省をしないような人間に、少なくとも私は感情移入出来ませんワ。



とりあえず『ラストサマー』系スラッシャー映画を心霊要素でやってみましたって感じの作品。なので気軽に観る分にはそれなりに楽しめる……かも?

余談。予告編がまるでひと昔前のオカルト映画の宣伝ぽくて面白かった。オドロオドロしい声で「12歳未満の方は決して1人では観ないで下さい……」って、それは単にPG-12指定なだけじゃん!ってツッコめるノリが(笑)。

★★

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