キル・ビル Vol.2

●キル・ビル Vol.2

監督/脚本:
  • クエンティン・タランティーノ(『レザボア・ドッグス』)
出演:
  • ユマ・サーマン(『ペイチェック』)
  • デヴィッド・キャラダイン(『燃えよ!カンフー』)
  • マイケル・マドセン(『スピーシーズ』)
  • ダリル・ハンナ(『ブレードランナー』)
  • ゴードン・リュー(『少林寺三十六房』)



自分を殺したビルと彼の組織のメンバーへの復讐の旅。残るはバド、エル・ドライバー……そして、ビル。しかし、彼女は知らない。死んだと思っていた娘が実は生きていることを。この復讐の旅の終わりに待つものは……。

(※Vol.1最後に流れたVol.2予告で「娘が生きている」との台詞があったのでネタばれじゃないですよね?)

前作同様、タランティーノがノリで作った作品(って元々1本の作品なんだから当たり前か)。やはり彼のお遊びに付き合える人向けなので、まともに映画として評する人がいたらおかしいと思うべし。

ノリで作品規模が膨らみ2作に分割した結果、逆にボリュームが足りなくなったと見えて、1作ごとが冗長になってしまったのも確か。ただ、ノリを支える演出能力はちゃんとあるので、各場面場面では飽きずに観れましたけどね(※一部除く)。

これが1本に仕上がっていたら最高のお馬鹿作品(※褒め言葉)となっていたかもしれないと思うと残念でなりません。想像してみて下さいな。台所での戦いから刀を手に入れて日本での大立ち回り(アニメ挟む)を経てアメリカの片田舎でのドタバタ(カンフー映画挟む)の後にビルの元へたどり着くという1本の映画を。うわ、面白いじゃん。



かえすがえすも2時間半ぐらいで1本にまとめていたらなぁ(単純に2作を繋げても長いだけ)。そもそも「○部作」とかに出来るタイプの作品じゃないんだから。ここが最大の失敗点。それ以外のディティールはむしろ問題ないでしょ。

結論。言ってみれば分割という行為は場面だけを抽出したも同じ。なので、その場のノリだけを楽しむ見方をするしかないです。出来るなら2作を観て1本の作品に脳内変換して下さい。



聞けばVol.3構想もあるそうですが(10年以上先とか)、今回のVol.1、Vol.2という形を無視するならOK。だって今回は2作で1本として見るべきものだから。なので単純に「続編」としてなら往年の「やたらめったらシリーズ化」作品的になりそうなので期待しますよ?

★★★

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