ULTRAMAN

●ULTRAMAN

監督:
  • 小中和哉(『ウルトラマンゼアス2』)
出演:
  • 別所哲也(『クライシス2050』)
  • 遠山景織子(『高校教師』)
  • 大澄賢也
  • 裕木奈江
  • 広田亮平
  • 永澤俊矢
  • 隆大介
  • エド山口
  • 草刈正雄
  • 角田英介
  • 佐藤夕美子



F-15パイロット・真木舜一は息子との時間を作るため、除隊を決めていた。しかし最後のスクランブル発進で謎の発光体と衝突してしまう。だが真木は奇跡的な生還をとげた。その後、民間パイロットとなった真木だったが、ある日、防衛庁の特殊機関により拘束される。実は真木の前に別の発光体に接触後、怪物化、逃走した人間がいたのだ。その"怪物"をおびき出す餌として真木は連れてこられたのだった。だが怪物を前にした時、真木の体にも異変が起こった……。


オヤジウルトラマン、かっこいいっ!!

ストーリーは観ると一目瞭然ですが、ウルトラマン第1話を彷佛とさせます(印象のみで仕上がりは全く別物)。これが大成功。ウルトラマンの原点でもあり。新生ウルトラマンの誕生編とするにもシンプルな構成で余計な設定説明が不要。その成果がきちんと人間ドラマの厚みへと反映されてます。

とにかく驚きは若者ではない父親が主人公な点。親父が変身するんです。絶対的に守りたい者がいるから。己の身に起こった変化とも怪物とも戦える。踏んばれる。実にストレートです。私の頬を涙がつたいました。

(余談。そういや『月光仮面』の昔から「月光仮面のおじさんは~」と歌われてたぐらい、昔はおじさんがカッコ良かったんですよねぇ)



現在、単体で成立している唯一の劇場版ウルトラマン。ゼアスはパロディだったし、コスモス劇場1作目は後のテレビシリーズを抜きにすれば単品と言えなくもないですが、本作のように特定のターゲット向けでは無い一般映画として作られたのは確実に初でしょう。

製作側は、スパイダーマン等が一般向け映画として作られているハリウッドと比べて、日本産ヒーローの「子供向け」のレッテルを剥がしたいと考えていたようですが、内容はその第一歩として成功していると思います。ホント。

でも、やはり宣伝的(興行的)には失敗しているのが残念です。「子供向け映画」という世間の認識の壁は高いですねぇ。う~ん、質量無視して巨大化しちゃうから駄目なのかなぁ。でも米映画でも『巨大○○』なんてたくさんあるんだけどなぁ。



まずは観て欲しい。スパイダーマンを観た人。ハリウッド版ゴジラを観た人。他にも米産SFモンスター映画をなにかしら観たことがある人。日本にもこれだけのものがあるんだから。是非。

★★★★

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