仮面ライダー555/パラダイス・ロスト

●仮面ライダー555/パラダイス・ロスト

監督:
  • 田崎竜太(『仮面ライダー龍騎/EPISODE FINAL』)
出演:
  • 半田健人
  • 芳賀優里亜
  • 溝呂木賢
  • 泉政行
  • 加藤美佳
  • 唐橋充
  • 村上幸平
  • 村井克之
  • 栗原瞳
  • 黒川芽以
  • 大高洋夫
  • 速水もこみち
  • ピーター・ホー(『T.R.Y.』『風雲(TV)』)



今から数年後、世界はオルフェノクに支配されていた。
わずかに生き残った人類の一部は人間解放軍を組織。
その中に園田真理の姿はあった。
彼女は救世主の存在と説く……乾巧=ファイズは生きている、と。
しかし、その言葉に耳を傾ける者は少なかった。
そして解放軍の強行派はスマートブレイン社に存在すると噂される《帝王のベルト》の奪取を計画するが……。


うひゃあ、とんでもない結末になってるぅ!
昨年の劇場版龍騎同様、本作も語れないことだらけですねぇ。

昨年の龍騎が《最終回先行映画化》という衝撃の中、実際は繰り返される時間の内のひとつの結末だった、という作品世界設定を上手に利用した逸品でしたが、本作は……どっちなんでしょう?

そもそも、本作はテレビシリーズの後日談なのか、それともまったくの別物語なのか?……でも、私は別にどちらでも構わないと思ってます。

後日談であるなら、今年は真のエピソードファイナルを先行映画化したものであり、テレビシリーズを見終わった後に再び本作に思いを馳せればいいことですし、後日談でないのなら、本作は観客が持つ『555』に関する知識を利用して、短い上映時間でも単体の映画として成立させた製作スタッフの勝利の作品ということですから。

もう、登場人物の配置の上手さには脱帽です。
テレビシリーズがたどり着くであろう最終回からこの劇場版までにどのような経緯があったかをも感じさせ、見事に無駄がありません。

内容に関して唯一言えるのは、木場勇治が掲げる「人類とオルフェノクの共存」という理想の行方が本作でも軸になっているということ。まさに木場は『555』のもう1人の主役なのだと再確認出来ました(でもパンフでは扱いが小さいんですよねぇ……何故?)。



テレビシリーズからのスピンオフ企画という時間も製作費も無い中で、これほどの傑作が生まれる奇跡! 果たして、現在製作中の漫画&アニメ実写化ヒーロー作品群のどれかでも本作を超えるものは出てくるのでしょうか?

★★★★★

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