魔法戦隊マジレンジャー/インフェルシアの花嫁

●魔法戦隊マジレンジャー/インフェルシアの花嫁

監督:
  • 竹本昇(『特捜戦隊デカレンジャー』最終回ほか)
出演:
  • 橋本淳
  • 松本寛也
  • 甲斐麻美
  • 別府あゆみ
  • 伊藤友樹
  • 市川洋介
  • 平田薫
  • 渡辺梓
  • 曽我町子
声の出演:
  • 磯部勉
  • 草尾毅
  • 比嘉久美子
  • 檜山修之



小津家の5人兄弟は冥府インフェルシアから世界を守るマジレンジャー。その末っ子・魁は高校サッカー部に所属し、マネージャーの山崎さんに思いを寄せていた。でも山崎さんの想い人は魁が変身した姿のマジレッド。正体を明かせない魁は歯がゆい毎日。そんなある日、インフェルシアのバーサーカー一族の王・ブライドンは山崎さんを自分の花嫁にしようとさらっていってしまった……!


これはやばいです。
私、劇場で頬が緩みっぱなしです。
恥ずかしいぐらいの青春を照れることなく繰り広げてます。
いや、観てるこっちは照れまくりなんですが。

こいつぅ~とばかりに山崎さんの両頬をぷにっと掴む魁ちん。しかもこれが、後々マジレッドも山崎さんの両頬をぷにっと掴むことで彼女がマジレッドの正体に気付く伏線になっていて、でも最後のエピローグで山崎さんはそれは口にしないで、今度は彼女が魁ちんの両頬をぷにっと掴み返すという……ああああああああ、恥ずかしいよぉ。

毎年、ヒロインキャラは芸能人がゲスト出演するのが恒例になってましたが、今回はTVに山崎さんという魁のヒロインが存在することで、レッドが浮気するのも良くないと(笑)、山崎さん=平田薫が劇場版ヒロインに大抜擢されました。

これが大正解で、本作は劇場版戦隊の中で屈指の完成度。



「バーサーカー一族の王が純粋な心の人間と結婚すると死霊の魂が解き放たれ、不死身の最強軍団が復活する」──これこそが世界にとっては脅威なんだけど、魁ちんだってそれは分かっているけれど、でも、あくまでも山崎さんを助けたいという気持ちで動くのがいい。

山崎さんを無事救い出した後に繰り広げられるマジレッドとブライドンとの一騎討ちの際にも、軍団復活を阻止され怒るブランドンに対して、魁ちんは「そんなことのために山崎さんに恐い思いをさせやがって!」とストレートに怒るのがいい。

(この場合、台詞を端折って「そんなことのために山崎さんを!」とだけ言わせるのが常套ですが、それでは山崎さんを誘拐した行為だけを怒っているようにも聞こえちゃいますから)

魁ちんの感情の一貫性が物語にも1本芯を通してます。



個人的にちょっと残念だったのは、本作がTVシリーズ中でウルザードの活躍していなかった時期を舞台にしているため、当然のようにウルザードの活躍がほとんど無かったこと。ああ、磯部勉ボイスがぁ。

ま、それは置いといて……
ここ数年の戦隊映画で選ぶなら本作を是非!
セイントカイザーがカッコ良くて、私、玩具買っちゃったしね。



天空大聖者マジエルを演じた曽我町子さんは後々TVシリーズでの再登場も含め、映像作品としては本作が遺作になりました(他媒体としてはゲーム『宇宙刑事魂』が最後ですが)。ご冥福をお祈りします。

★★★★★

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