ゴーストシップ

●ゴーストシップ

監督:
  • スティーブ・ベック(『13ゴースト』)
出演:
  • ジュリアナ・マルグリース(『ER』)
  • ロン・エルダード
  • デズモンド・ハリントン
  • ガブリエル・バーン(『仮面の男』)



とりあえず十分楽しめました。ホラーとして過不足ない仕上がり。冒頭の過去の惨劇シーンでは久々に人の断面を見れて嬉しかったですし(言葉だけ見ると問題発言だな)。特に「幽霊船」というキーワードに惹かれる人は観て損無しでしょう。

ただ、前半は良かったのに後半で雰囲気が変わってしまい残念でしたね。後半は後半でいいのですが、それなら前半から、もっとノリで爆走する感じで作るべきだと思います。

最後のオチも賛否あるようですが、それは、今作がどういうノリなのか?を把握する序盤~中盤で、今風のゴシックホラーとして面白く仕上げてくれそうだと期待したのに、終盤では、ちょっと軽いモンスターアクションホラー的なノリに変化してしまったためでしょう。

オチを含め、終盤の展開は方向性として十分アリですから、惜しい!って感じですかね。観客を裏切る展開というものもありますが、これは「上手い裏切り」と言うより長編2作目監督の「出来のバラつき」ですね。

私の場合、監督の前作『13ゴースト』が良くて期待し過ぎた分、残念さが倍増されてる感もあるとは思いますけど。

今作は単なるB級作であれば特上の出来なのは確かです。でも、《ダーク・キャッスル》はそんなレベルで満足していいレーベルではないハズ。とりあえず、私の次回作への期待は変わりませんです、ハイ。



余談。上映後、ロビーで女子高生とおぼしき一団の「あれってパクリだよねぇ」との声が耳に入ってきたのですが、最初は何の事やらさっぱりで。映画館を後にしてしばらく経った頃、やっと、クライマックス描写を某豪華客船映画を真似たものだと言っていたと気付きました。そうかぁ、パクリとお遊びの区別がつかない人だって映画を観るんだよなぁ、と再認識した日でした。

★★★

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