ツインズ・エフェクト

●ツインズ・エフェクト

監督:
  • ダンテ・ラム(『重装警察』)
共同監督:
  • ドニー・イェン(『ブレイド2』アクション監督)
出演:
  • ジリアン・チョン(Twins)
  • シャーリーン・チョイ(Twins)
  • エディソン・チャン
  • イーキン・チェン(『東京攻略』)
  • ジャッキー・チェン



う~ん、香港映画って感じですねぇ……悪い意味で。ツインズ(Twins)という2人組ユニットを既知の人間向けのいわゆるアイドル主演映画(香港風)。思っていたよりちょっと雑すぎかなぁ。



冒頭、ヴァンパイア・スレイヤー2人組による大捕り物から物語は始まりますが、ここで、もう少し世界設定説明が欲しかったところ。何が起こっているのか分かりにくく、そんな状況ではパートナーの女性が亡くなっても、いまいち感情移入しにくいです。

そして数日後、新しい押し掛けパートナーの女の子が登場。ヴァンパイア・スレイヤーの妹とのドタバタに突入する段になって「ああ~、これはこの2人(Twins)のアイドル映画なのね~」と理解することになります。

その後は、この3人に退治される側の吸血鬼(のボンボン)が加わり「吸血鬼とヴァンパイア・スレイヤー妹」「ヴァンパイア・スレイヤー兄と押し掛けパートナー」の2組の恋愛模様が描かれていくわけですが……正直、上手く機能したとは言いがたい。パートナーを失ったスレイヤー兄が押し掛けパートナーの女の子に心動かされていくような感情描写が皆無ではドラマになりようがないです。

「人間は襲わない」というボンボン吸血鬼にしても、親からの仕送りの血は飲んでいたわけで、結局、目の前にいない人間の犠牲は考えてもいないような男では感情移入できませんし(これが「ひそかに献血センターからの横流し品を飲んでいる」てな設定なら良かったのですが)。

また、ヴァンパイア・スレイヤーは「吸血鬼に対抗する力を得るために吸血鬼の血を飲む」けれど、「数時間内で解毒剤を飲まなければ自ら吸血鬼になってしまう」という美味しい設定が物語の中で機能しきれず勿体なし。この辺も冒頭の一戦時に描写しておけば自然な伏線になっていたのでは?

(しかし、好きな人が吸血気に変化するかしないかの瀬戸際場面でコメディー演出はないのでは? この辺もアイドル映画的というべきなんでしょうか?)



アクション描写も期待していたほどではなかったのが残念。本来がアイドル映画と思えば、とてもよく出来てるとは思いますが、どうしても『ブレイド2』ドニー・イェンに期待しちゃってたもので。

で、絶対に観ようと私に決意させてくれたジャッキー登場場面は完全に作品から浮いてますな。そこだけ成龍映画っぽくて思わず苦笑。ま、アイドル映画のにぎやかしとしては贅沢贅沢。それはそれとして楽しみましょう。

まるでテレビシリーズのパイロットフィルムという趣の作品。香港版『バフィー』としてテレビサイズならちょうどいいかも。映画続編よりもそんな展開はないのでしょうか?

★★★

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