タキシード

●タキシード

監督:
  • ケヴィン・ドノヴァン
出演:
  • ジャッキー・チェン
  • ジェニファー・ラヴ・ヒューイット(『ラストサマー』)
  • ジェイソン・アイザックス(『イベントホライゾン』)



タクシードライバーのジミー(=ジャッキー)は、そのドライビングテクニックを買われて億万長者のクラークのお抱え運転手に。しかし、ある日クラークは何者かの手で瀕死の重傷を負ってしまう。ジミーは着るだけでスーパースパイになれるクラークのタキシードを身に着け、新米女性エージェントの前でクラークと偽りながら事件の真相に巻き込まれていくのだった……。


参っちゃったなぁ……ジャッキー全作品中最悪の出来かも。
ハリウッド進出以降は特に全年齢対象路線に拍車をかけているジャッキーですが、それはかなり意図的の様なので、せめてその中で面白くしてくれることを期待している訳ですが、だからってこれはないっしょ~。

ネタ自体はいいとしても、いかにも吊ってますっていうワイヤーアクション(というのもはばかるオチャラケ路線)が多すぎて、ジャッキーである必要ゼロ。中盤、女性エージェントがカンフーの真似事をしてみせる場面がありますが、本作はまさにアメリカ人が見よう見まねでやっちゃった感がありますね。

ダンスシーン等は完全なコメディ部分なのでそれでも構いませんけど、格闘シーンに関してはジャッキーのマジアクションで魅せてこそスーパータキシードが映えるというもの。コメディは緩急こそが命です。

そもそもジミーのドライビングテクニックという要素もいりません。ジミーは完全に普通(以下)の人であった方がタキシード着用前後のギャップが生きるでしょうに。

クラークにしても、本人が007張りのエージェントなのか、それともタキシードの力でスーパースパイになっているのかが曖昧なのもマイナス。おそらくは前者の様ですが、ここはやはり後者の設定で「屋敷で1人になりタキシードを脱いだクラークは風呂場で足を滑らせ転んでしまう」といった描写をインサートしておけばより効果的でしょう。



物語運びも稚拙で、今どんな状況なのかが把握しにくいことこの上なしです。この出来の悪さから察するに監督は絶対に聞いた事もないB級アクションを撮ってたような奴だろうなぁとパンフを見たら、案の定、元はCMディレクターで本作が初監督だそうで。

ふざけんない! そんな奴がジャッキーを扱えるわけないじゃん!
まったく馬鹿にしてんのか、ドリームワークス!って気分で私は劇場を後にしました。今現在、DVD等の吹替版で印象が変わる事に淡い期待をかけてますが……やっぱ無理か。

★★

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