アイ,ロボット

●アイ,ロボット

監督:
  • アレックス・プロヤス(『ダークシティ』)
出演:
  • ウィル・スミス(『メン・イン・ブラック』)
  • ブリジット・モイナハン(『リクルート』)
  • ブルース・グリーンウッド(『13デイズ』)
  • ジェームズ・クロムウェル(『ベイブ』)



2035年。ロボットは人間の生活に溶け込んだ存在となっていた。大手ロボット会社が新型ロボットを発売する直前、開発に関わっていた博士が自殺する事件が起こる。博士の"記憶"に呼ばれたスプーナー刑事は室内に潜んでいた新型ロボット《サニー》を犯人として捕まえる。しかし本当にロボットに人間を殺すことが出来るのか? 捜査を遮るように会社側はサニーを欠陥品として処分することを決定する。事件の裏には一体何が……。


タイトルからアシモフの「われはロボット」が原作と思いきや、まったくの別の脚本とのこと。観れば一目瞭然ですけど(原作を読んだことがない私ですら、ね)。同時期に「われはロボット」の映画化権を獲得した映画会社が2つの企画を融合させたらしいです。ま、私は「われはロボットくん」しか読んでないので元々比較のしようもないですが(笑)。

「ロボットに魂は宿るのか?」 面白いネタではある。でも派手なアクションで台無し。ウィル・スミス主演と聞いて諦めてはいましたが、SFアクションではなくSFサスペンスで作っていたらと口惜しくなったもので(無論、シナリオは強化しないとアカンけど)。

言いたい事はキリがないのでとりあえず一部(極力、ネタばれは避けたいし)。中盤、主人公が屋敷を家捜ししている時に破壊しにきた工業ロボットの扱いがその後ゼロって何? そもそも証拠隠滅の方法としてはあまりに雑。せめて壊れた屋敷跡でひと悶着あってしかるべきでは? 終盤、ロボットに素手(or棒っ切れ)で向かっていく人間のリアリティのなさ。銃大国アメリカのくせに。……etc etc。

ちなみに細かいところでは、猫は車に置いてこないでスーザン博士の家に連れ帰って、猫アレルギーの博士にくしゃみをさせとけば終盤の皮肉が活きたのに。残念。



旧型ロボットたちが純粋で新型ロボットが邪悪……というわけでもない。結局、主人公が抱いていたロボットへの不信感はただの杞憂でしかなかったわけで。じゃあこの映画は一体何を訴えたかったのか? もし、○○の反乱というならあまりに古くさい。実際、その部分はミスリーディング優先で使われただけだし。

深読みすると整合性が全く取れないけど上っ面だけでならどんな人でも観れる作品。何も考えない人向け。

★★

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