ザ・コア

●ザ・コア

監督:
  • ジョン・アミエル(『コピーキャット』)
出演:
  • アーロン・エッカート(『エニイ・ギブン・サンデー』)
  • ヒラリー・スワンク(『ベスト・キッド4』)
  • デルロイ・リンドー(『マルコムX』)
  • スタンリー・トゥッチ(『ペリカン文書』)



ペースメーカー使用者の突然死、方向感覚が狂った鳩が起こした混乱、大気圏突入時に制御不能に陥るスペースシャトル……世界で次々と異常な事態が起こっていた。その原因が地球の「コア」の停止にあると気付いた一介の大学教授の地球物理学者ジョシュは、否応無しに政府の計画に関わる事になる。その計画とは止まってしまった地球のコアを核の力で再び動かそうというものだった!


まあ、今作を簡単に言い表すと、まんま『アルマゲドン』の地中版なんですけど、地球という「体内」に「人が駆る潜航艇」を注入し「患部」を「直接治療」しようという内容は、印象としては『ミクロの決死圏』に近いです。

映画中盤、潜航途中で水晶?が形成した空洞に落ち入る場面が、唯一、往年の冒険映画の様相を呈していましたが、映画全体で見ると、そこだけちょっと浮いてるかも? 昔と違って、現代のSF映画は科学的描写のリアルさが必須のため、その場面以外は極めて普通でしたからね。

どうせ娯楽作。個人的には、もうちょっとワクワクするような地下世界のビジュアルを見せて欲しかったところですが、まあ、余りにも嘘っぽくなっても困るのでサジ加減は難しいでしょうけど。



特に気になったのは簡単に人が犠牲になる事。確かに地球の運命を左右する計画ですから1人や2人の犠牲は比較にならないと言ってしまえば簡単ですけど、それを割り切ってしまう点が嫌でした。

もちろん普通の人である主人公は最後の最後まで目の前の仲間を助けようとしますが、全体に漂うのは美しき自己犠牲ばかりで、私は感情移入がしにくかったです。それに、この手の作品で最終的に計画にズレが生じるのはお約束なんですから、だったら目の前の人間を助けたことでズレが生じる展開にしてくれれば私も乗れたんですけどね。



とはいえ、大馬鹿映画『アルマゲドン』なんかよりもちゃんと楽しめます。飛び抜けた何かは無いですけどね。

★★★

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