サウンド・オブ・サンダー

●サウンド・オブ・サンダー

監督/撮影監督:
  • ピーター・ハイアムズ(『タイムコップ』)
原作:
  • レイ・ブラッドベリ(『華氏451』)
出演:
  • エドワード・バーンズ(『プライベートライアン』)
  • キャサリン・マコーマック(『ブレイブハート』)
  • ベン・キングズレー(『ガンジー』)
  • ジェミマ・ルーパー
  • デビッド・オイェロウォ



時は2055年、人類は遂にタイムトラベルを実現した。大手旅行会社《タイムサファリ社》は「白亜紀ツアー」で安全なスリルを客に提供していた……はずだった。

ある日、ツアー成功パーティ会場に、システムの本来の開発者・ソニア博士が乗り込んできた。「タイムトラベルは危険よ!」 その言葉に現システム管理者であるトラヴィス博士は、管理が完璧なら大丈夫だと反論したが、その言葉が現実のものとなる日が来た。異常気象、巨大植物、そして奇妙な生物。過去からの《時間の波》が現代を襲う……。


意外に面白かった。
意外につまらなかった。
意外にチープだった。

本作はB級映画だったのね。ピーター・ハイアムズだし、レイ・ブラッドベリだし、予告映像も良さげだったからA級大作と思ってたよ。

冒頭から登場する白亜紀の映像がひと昔前の屋内セットにしか見えない。その後のツアー成功パーティ会場セットも安い。この辺から「むむ?」と疑念が。その後、屋外シーンが完全にグリーンバック合成で、その背景がひと目で分かる安いCG映像だったことで確信。「この映画に過度の期待をしてはいけない」と。

そしてB級映画を楽しむ姿勢に切り替えて臨むようになると、これがまあまあいける不思議。

実際、タイムトラベルシステムのセットに関してはA級映画レベルの作り込みがなされてるし、後半登場してくる奇妙な生物らの映像はCG臭くない。予算の振り分けが下手なのか、効果的に使ったというべきなのか?



過去が現代に影響を及ぼす過程はちょっと首を傾げてしまうけど、SF小説的な大局設定で面白い。最後のタイムトラベル後の現代に残されたソニア女史の姿なども実に小説っぽいし。

対して展開描写は普通のアクションアドベンチャー的。奇妙な生物が現代に現れてからはまるでゲーム『ディノクライシス』を見ているよう。「何々のために誰々に会って何処々々に移動する」なんてのは、まるでゲームのフラグを立てているが如し

時間旅行物としての見応えはある。
アクション映画としてだけ楽しむことも可能。
そんな幅広い作りが中途半端な印象になった原因か。



製作のフランチャイズ・ピクチャーズはあの悪名高き『バトルフィールド・アース』を作ったところだそうで、なるほどねぇ。大コケ映画も数多い映画会社みたい。本作もそうなるのかな?

★★★

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