シークレット・ウインドウ

●シークレット・ウインドウ

監督/脚本:
  • デビッド・コープ(『スパイダーマン』脚本)
原作:
  • スティーヴン・キング
出演:
  • ジョニー・デップ(『フェイク』)
  • ジョン・タトゥーロ(『バートンフィンク』)
  • マリア・ベロ(『ペイバック』)
  • ティモシー・ハットン(『普通の人々』)
  • チャールズ・S・ダットン(『ニック・オブ・タイム』)



「俺の小説を盗んだな」
その男は小説家・モートの前に突然現れた。男はモートが以前に発表した小説が自分の作品を盗作したものだと言う。原稿を置いて立ち去る男。モートは原稿を一読して気が付いた。自身の過去の小説《秘密の窓》と一字一句同じということを。その日から男の執拗な脅しが始まった……。


う~ん、弱い。この程度の中身(脚本の物量の少なさ&演出の弱さ)では『トワイライトゾーン』のような1時間弱の短編レベル。でも本当にそんな形で作られていたら最後まで面白く観れたかもしれませんね。

途中というか序盤でオチが見えてしまうのがとにもかくにも残念。冒頭、屋敷内をカメラが移動して鏡に映るジョニー・デップに寄っていき、そのまま本編が始まる見せ方からして、「あれ?鏡なのにジョニー・デップは"鏡像"じゃないの?」との疑念を抱いたし(しかも、これがしっかりと伏線だったし)。

全体的に脚本のト書きを順番通りに読まされている感覚。デビッド・コープは脚本業の方がメインとのことで納得。この演出のハッタリの弱さは脚本家だからか。そういう意味では監督には向いてないですね。脚本の薄さをカバーするための演出の不在が本作の最大の不幸。



まさにジョニー・デップの一人芝居でもっている作品。思った通りのオチにたどり着くので謎解きはほどほどにジョニー・デップの立場で観る。そんな見方がいいかも。

★★★★

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