シャークアタック/地獄の殺人ザメ

●シャークアタック/地獄の殺人ザメ

監督:
  • ボブ・ミシオロウスキー(『ディレイルド/暴走超特急』)
出演:
  • キャスパー・バン・ディーン
  • ジェニファー・マクシェーン
  • アーニー・ハドソン
  • ベントレー・ミッチャム
  • トニー・カプラリ



海洋学者スティーブンに学者仲間のマークからメールが届いた。それはとある港町でサメの襲撃数が異常に多いことを示すものだった。早速、マークの元に赴いたスティーブンだったが、当のマークは死体となってサメの腹から発見された。スティーブンはマークの妹コリンと調査に出るが……。


一部の好事家しか楽しみようのない作品を作り続けるヌー・イメージ社製作のB級海洋アクション。

本作は話が「サメ襲撃で漁業町にダメージ」と「サメ利用で癌治療薬開発」に分散しているのがちょっとアレだけど、ヌー・イメージ製の中ではマシな方か。

人物描写が上っ面なのはいつものこと。
序盤、漁港内でサメに襲われそうになる子供を主人公が助けるところは、いかにも主人公ら学者を毛嫌いする地元漁師との和解用のエピソード然としていて苦笑いを誘う。「なかなかやるな」「そっちこそ」

なのに、終盤では同じ人物が「お前は早く出ていけ」と言っちゃって伏線台無し。だったら他の人間が主人公にそう言った時に、この漁師が横から「いやちょっと待て。こいつは信用できる」とか言うべきじゃないの?



一応、以下ネタバレ注意……ってこんな映画観る人おらんか。

海洋研究所のマイルズはサメから癌治療薬を作ろうとして、人工の成長ホルモンでサメの代謝を促進。その影響がサメの脳に現れて人を襲っていたらしい。さらに研究段階の薬を患者に投与する人体実験もしていた。しかも全員死亡していたデータを隠して。

でも、サメを海岸に呼び寄せて人を襲わせていたこの映画の真犯人は地元の有力者であるホテルオーナーのローズ。近海にある油田の権利を掌握したいがために漁業町をさびさせようとしてのことでした。

結局、マイルズの行為はサメ襲撃事件と無関係なため、エピローグではマイルズの死と共に完全に忘れ去られる始末。いいのか? サメの狂暴化の原因だったし、人体実験もしてたのにだよ?

あと、最後の"作戦"はどんなものかと思いきや、漁師が銃持って突入するだけ。しかもそのまま大銃撃戦が繰り広げられるとは、一般人がそんな簡単に殺しあっても納得しちゃうアメリカって国は恐ぇところだ。



ちなみに主人公は、声が平田広明だったおかげで繊細な学者肌加減が加わっていた気が(笑)。声を抜きにしたら、いわゆるB級映画らしいアメリカ的マッチョヒーローの顔立ちで、随分と暑苦しかったろうな。

そういやヒロインの声は岡本麻弥だ。やっぱり妹だからか?(う、もはや今の人にはピンとこないか(^_^;))

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