アフター・ザ・ストーム

●アフター・ザ・ストーム

監督:
  • ガイ・ファーランド
出演:
  • ベンジャミン・ブラット
  • ミリー・アビタル
  • アーマンド・アサンテ
  • シモーネ=エリーゼ・ジラード
  • ネストール・セラノ



1933年、パイレーツ・キー。海底のガラクタ拾いを生業にするアーノは、ある日、裏の仕事を無理にでも引き受けさせようとするオルテガの策略から警察に追われる身となり、嵐の海に逃げるはめに。嵐が止んだ後、偶然にも嵐で沈没した豪華客船を見つける。そこには宝石や金塊が眠っている。捜索隊が組織される中、それよりも早くお宝をいただくことに決めたアーノは、大人の女性になって3年ぶりに帰ってきたコキーナに手伝いを頼む。だが、その情報は船乗りのジャンの耳にも入り、仕方なく手を組むことに……。


2000年アメリカ作品。『ポセイドン』の公開に合わせて、テレ東・午後のロードショーで『ポセイドンアドベンチャー』を放送するために「オーシャン特集」週として放送されてたので録ってみた。

「バハマ沖を舞台に、財宝を狙う人間たちとサメの死闘を描く海洋サスペンスアクション」という内容紹介で、並ぶタイトルが『シャークアタック』『オクトパス』だったので、同様の安いB級映画だろうとたかをくくっていたら、これが意外にイケる1本。

ちなみに『アフター・ザ・ストーム』というタイトルと内容紹介とのギャップに違和感があったんだけど、それも当然。サメの比率なんて脇の脇でしかないじゃん。嘘つき。CGも露骨に安いし。



ということでアクション要素はなし。中盤を過ぎてからの、アーノ、コキーナ、ジャン、ジャンの妻ジャニーンの4人での引き上げ作業中に展開されるそれぞれの駆け引き加減がなかなかの作品。

アーノはジャンの妻であるジャニーンとも体の関係があった(コキーナが町に帰ってきたことでジャニーンに別れ話をしたが、その前にすることはしているような女たらし)。コキーナはアーノのたくましさに惹かれている。ジャンはクルージングの仕事の一環として金持ちの妻たちの体の相手をしており、ジャニーンはそれを嫌っている。そしてジャニーンはアーノに自分は恋の相手と表現していたが……。

こうした人間関係の元、財宝を前にして誰が誰につくのか、誰が誰を裏切るのか。その心理戦の着地点は予想範囲内ながらも面白かったです。

それに対して序盤が人間関係の伏線を張るばかりなのは仕方ないか。でもパッと見で凡庸に見えかねないのはもったいない。中盤から俄然面白くなるので我慢我慢。



主人公が小杉十郎太声だったので主役っぽさが増していたかもしれないけど(笑)、たまにある掘り出し物との出会いにちょっと得した気分です。

★★★

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