スネーク・フライト

●スネーク・フライト

監督:
  • デイヴィッド・R・エリス(『セルラー』)
出演:
  • サミュエル・L・ジャクソン(『シャフト』)
  • ジュリアナ・マーグリーズ(『ゴーストシップ』)
  • ネイサン・フィリップス



ハワイでオフロードバイクを走らせていたショーンは、偶然、森の中で検事とおぼしき男を撲殺する場面に遭遇する。相手は有名なギャング、エディ・キム。目撃者として追われるショーン。その危機を救ったのはFBI捜査官のネヴィル・フリンだった。証人ショーンを無事に本国へ届けることに。しかし、キムは飛行機にある仕掛けを施していた。それは数千匹の蛇を飛行中の機内に放つというとんでもないものだった……!


おバカでサイコー!
いや、本来はもう少しまともなパニックスリラーなんだろうけど、日本版の予告編が完全におバカ映画扱いなんだから仕方がない。

「こいつはヘビーだ」(笑)

ずる賢い悪党と言われる男が思い付いた作戦がこれですか? なんとも雑ですな。いくら蛇が欲情する仕掛けを施したとしても、それで証人の命が確実に奪える保証はないだろうに。いや、そもそも欲情させるという発想自体おバカだよなぁ。

劇中でも確実性を疑問視されたけど、それを払拭する答えが「飛行機ごと落とせばいい」って、そっちの方がよっぽど偶然頼みやん。だって、欲情させる仕掛けがアレじゃ、蛇が確実にパイロット2人を襲うはずないやん。きっと配線を狙うよう調教されてたんだね、うん。



辛抱たまらんとトイレでHを始めちゃうカップルが最初の犠牲者となるのもこの手の映画の定石通り。しかも、これが見事な笑いどころに。スイマセン、映画館で1人吹き出しちゃいました。しかし、あのH描写でPG-13? お父さんお母さんを困らせないであげてっ。

ペット可愛がりの女性がいるけど……うわっ、ハリウッド映画ではありえない所業がペットの身に! 子供に見せちゃいけません(まあ、米ではR指定だけど)。お父さんお母さんはちゃんとフォローしてあげてっ。……無理か?

毒の種類によって血清も違う(誤った血清を与えると下手すれば死んでしまう)ということで、蛇の死骸を集めてその種類を確認してたけど、あの状況で自分がどの蛇に噛まれたかなんて分かるのかい? ていうか、みんな絶対複数の蛇に噛まれてるよね。

最後、サミュエルはもう頭にきたとトンでもない行動に。
ある意味、あなた分かりやすすぎです。
いや~、娯楽作娯楽作。
○○太りの○○はもっと露骨に見せてくれても良かったのにぃ。



まじめなことを言えば、空のサミュエルに対して、地上で動く捜査官役のボビー・カンナバルが少し弱い。もうちょいサミュエルと並べて遜色ない俳優だったら2つの視点のバランスが取れて作品のクラスがワンランクアップしたかも………いやいやいやいや、サミュエルの1人舞台でなかったらこの味わいが消えちゃう~っ。ネタがネタなんだから、クオリティより優先すべきものがあります(オイオイ)。



と、ここまで書いたけど、実は作り自体はまともな本作。
おバカ目線で楽しむも良し、本気でパニックスリラーを楽しむも良し。蛇嫌いでなければ是非ご賞味あれ。

★★★

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