ソウ2

●ソウ2

監督/脚本:
  • ダーレン・リン・バウズマン
製作総指揮:
  • ジェームズ・ワン(『ソウ』監督)
  • リー・ワネル(『ソウ』脚本)※脚本
出演:
  • ドニー・ウォルバーグ(『身代金』)
  • トビン・ベル(『ソウ』)
  • ダイナ・メイヤー(『ソウ』)
  • フランキーG(『ミニミニ大作戦』)
  • グレン・プラマー(『スピード』)
  • エマニュエル・ヴォジエ(『ヤング・スーパーマン』)
  • エリック・ナドセン(『裸のサンタクロース』)
  • ビヴァリー・ミッチェル(『ザ・クロウ』)
  • ショウニー・スミス(『ソウ』)



刑事エリックが急遽呼び出された現場に横たわる死体。それはエリックが使っていた情報屋だった。連続殺人犯《ジグソウ》の仕業。死体にジグソウが残したヒントから隠れ家を発見、詰め寄るエリックの前にモニターが。そこに映っているのはとある一軒家に閉じ込められた男女8人。屋敷内には神経ガスが送られており、命が持つのは2時間だという。そして8人の中にエリックの息子の姿もあった……。


『ソウ』の正統なる続編がたった1年で公開とは。
そりゃ前作が100万ドルの低予算で1億ドルを稼げば映画会社は黙ってないですな。即、続編製作決定。しかし脚本がそんなに早く仕上がるのか?と思ったらそこには裏技が。

前作はネタだけは良かったのに見せ方が下手だったため(私的には)駄作でしたが、続編の本作は出来がいい。何故?と思ったら、前作の監督と脚本家(&出演)は製作に回り、別の監督の手によるものでした。うむ、納得。

元々、本作の監督バウズマンが別作品として書き上げていた脚本を手直しして『ソウ』の続編に仕上げたそうな。前作の監督ワンと脚本家ワネルが関わりソウテイストを織り込むことに成功。これが1年で続編が作れた裏技。



屋敷内に捕われた人間の命の制限時間2時間=映画を観る実時間とほぼ同じという作り。これはサスペンスにうってつけで、私はもう大好物(『ニック・オブ・タイム』とか『パニック・ルーム』とか)。本作では観客がリアルタイムに事件を目撃したからこそラストで愕然とするという仕組みとして見事に機能してます。

今回、ジグソウの過去が本人の口から語られますが、どう理解しようとしても結局は自己満足で世間を逆恨みしているにすぎない。人が生のありがたみを感じないことを悪と切り捨てること自体ナンセンス。人が人として真っ当に生きていれば、それそのものが"生"なのだから。そもそもジグソウ本人だって病気を宣告されて初めて考えたくせに。

しかし、刑事の息子が刑事用の餌にすぎない点はジグソウの理屈の矛盾点。結果が決まっているということはそもそもの被験者ではないということ。なのに、あれだけの目に遭わせるとは単なる犯罪者でしかないではないか。通り魔的な無差別殺人犯としてなら成功してますがね。



あと、ラストで明らかになる○○○は本編にかなりヒントが散りばめられているので気付く人は気付くでしょう(私は、余りにも目に付くので「まさかねぇ」ってな目で観てましたが)。それに関しても所詮、新興宗教的な洗脳に過ぎない。だから恐怖なんですけどね。

とりあえず前作よりもお薦め。
しかし今回、シリーズを重ねた時の矛盾点を無くしたけど、また続編を作る気なのかな?

★★★

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック