アルマゲドン

●アルマゲドン

監督:
  • マイケル・ベイ(『パール・ハーバー』)
出演:
  • ブルース・ウィリス(『ダイ・ハード』)
  • リブ・タイラー(『Uターン』)
  • ベン・アフレック(『パール・ハーバー』)
  • スティーブ・ブシェーミ(『ファーゴ』)



大馬鹿映画(もちろん悪い意味で)。正直、私はこの映画で感動の涙を流した人の気が知れません。内容は、今更書かなくてもご存じでしょうが、一応──

無数の隕石が世界の大都市を壊滅させたのは序章にすぎなかった。更にテキサス州と同じ大きさの隕石が地球に迫っていたのだ。そこで隕石の地下に核爆弾を設置し破壊するプロイジェクトが組まれたが、それには掘削のプロの技術が必要だった。そこで世界No.1との呼び声も高いハリーに白羽の矢が立った……。


まあ、荒唐無稽さは構わないんです。フィクションの娯楽作なんですから。ゴロツキ連中が頼りでエリートたちがやきもきするなんてのもパターンですしね(ただ、全てが上っ面だけで滑っていってると思いますけど)。

でも、ブシェーミ演じる部下が巨大隕石上で勝手にキレて暴走した挙げ句の盛り上げ方は馬鹿馬鹿しすぎです。他で何度か書いてますが、私、足手まといキャラって嫌いなんですよね(それも盛り上げるためだけってのが一番)。



一番、気持ち悪かったのが「父親が死んだのに帰還した彼氏(=ベン君)に笑顔で飛びつく娘(=リブ・タイラー)」。

父親との絆を再確認するドラマなのだから、本来「帰還したスペースシャトルに、はしゃいで駆け寄る大勢の地上スタッフ。無事に地面に降り立ち喜ぶメンバー。入り乱れる人波の中、複雑な表情で歩み寄る彼氏に泣きながら抱きつく娘……」じゃないんですか?

テレビ電話で父親とあれだけの涙のお別れをしたのに……アメリカ人って、そういうものなんですか? 日本人の私では理解出来ないだけなのかな?(だとしても理解したくもないですが)。

つまり、感情の「軸」が不明瞭ということ。

笑顔で飛びつく娘は彼氏のことを思い続けているべきで、父親への感情の振幅はいらないのです(同時に今作で描くべき「父親との絆」も消えますが)。

ど~う~し~て~も笑顔で抱きつかせたいなら「父親が1人残って死を背負ったことを娘は知らず笑顔で彼氏に抱きつく。複雑な表情の彼氏に笑顔で「パパは?」と聞いたら実は……」ってな展開にすればOK。ま、そこまでして笑顔で抱きつかせる必要があるとも思えませんが。



後の同監督&ベン君主演『パール・ハーバー』が大駄作なのも至極当然といったところ。

今回『ザ・コア』が地中版アルマゲドンだと言われていたので、これを機に思い出しながら書いてみましたけど……やはり再び観ることはないでしょうね。

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