TAXi3

●TAXi3

製作/脚本:
  • リュック・ベッソン(『ニキータ』)
監督:
  • ジェラール・クラヴジック(『WASABI』)
出演:
  • サミー・ナセリ(『スズメバチ』)
  • フレデリック・ディーファンタル(『ルーヴルの怪人』)
  • バイ・リン(『アンナと王様』)



面白くな~い。消化不良。
あれ? この映画のタイトルって『TAXi』だよね。
車がまったくドラマと無関係でどうすんのさ?

出だしは面白かったです。今回は本編とは無関係なタイトル前のエピソード(&タイトルバック)が全てと言っても過言じゃありません。



ビルの窓ガラスを突き破って現れるタキシード姿のメット男。
その後を追うローラーブレードの一団。
街中で両者のチェイスが繰り広げられますが、ノリはまるで香港映画(冒頭の窓ガラスからしてJ・チェンの『シティハンター』を思い出しちゃいました)。そもそも1作目を観た時から早口のフランス語って広東語っぽいよなぁと感じていたので違和感は全くありませんけどね。

で、逃げるメット男は、たまたま主人公のタクシーと出会い、空港まで行ってくれと頼むのですが、メットの下から出た顔は、なんと!シ●ベ●タ●・ス●ロ●ン(とりあえず伏せ字にしてみました(笑))。

お約束のカッ飛ぶタクシーで空港にたどり着くと、ス●ロ●ンは頭上に現れたヘリから降ろされたロープを体に固定して空へと去っていきます。

夕日をバックに飛ぶヘリコプター。
そこに女性のシルエットがかぶさって始まるオープニング。
……察しのいい方ならお分かりでしょう。
タイトル前の1エピソード形式といい、タキシード姿といい、全てが『007』のパロディだったのでした。

その後の本編はどうでもいい出来。最後の大追跡すら事件解決と全く無関係では盛り上がる箇所無しです。



どうも現在フランスでは交通事故撲滅大キャンペーン中だそうで、リュック・ベッソンは政府の努力を応援するために本作の脚本をスピード&アクションから人間ドラマ中心に書き換えたとのこと。だから、つまらないんだ。納得。

そんなお国事情は別に構いませんけど、『TAXi』シリーズをはじめとした映画が若者のスピード違反を助長しているという意見にベッソンが反論しているそうですが……あれ? 本作の脚本は書き換えたんだよね? おいおい、自分の行動矛盾してんじゃん。書き換えたってことは認めてるってことでしょ?

このシリーズ、おバカで好きだったのになぁ……。

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