ターミナル

●ターミナル

監督:
  • スティーブン・スピルバーグ(『マイノリティ・リポート』)
出演:
  • トム・ハンクス(『プライベート・ライアン』)
  • キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(『シカゴ』)
  • スタンリー・トゥッチ(『ザ・コア』)



ニューヨークの空港で1人の男が入国審査に引っかかった。男の名はビクター。実は彼がアメリカへ向かった後、彼の母国クラコウジアではクーデターが起こっていた。そのためパスポートは消失。入国も帰国も出来なくなってしまった。彼は空港内での生活を余儀なくされたのだった……。


ダメ映画。
スピルバーグさん、手抜きにも程がありまっせ。
※以下、かなりネタバレで書いているのでご注意を。

一応、途中までは「まあスカスカだけどコンセプト自体は悪くないよなぁ」なんて考えてましたが、フライトアテンダントの女性との訳の分からない別れ方に唖然、清掃員の末路に呆然、その結果の空港からの出立の仕方に愕然ですよ。じゃあ、お前があくまでも空港に留まっていたのは何だったんだよおっ!(怒)



そもそもフライトアテンダントの女性との恋愛要素はいらない。ビクターを狂言まわしにした「空港に集う者たちの人間模様を描くテレビシリーズ」なんてのを作って、その中の1話として彼女とのエピソードがあるってんなら、どんなやるせない終わり方だろうが許せる。

でも、映画に組み込むんなら、ビクターに関わる人物をもっと増やして、エピソードをたくさん羅列した上で、その中の1人として配しなければ成立しないでしょ?

ちなみにビクターがどうしてもアメリカに降り立ちたい理由というのが、彼が肌身離さず持っているピーナツ缶に隠されている設定なんですが、その種明かしを彼女相手に実にアッサリとしてくれちゃいます。その理由もなんだそれって感じだし。

空港生活の中で友人となった3人のクビを楯にアメリカに降り立つことを諦めさせられるビクター(母国に強制送還されれば逮捕されてしまう清掃員。夜中に賭けポーカーをしている運搬員。部外者(※ビクター)を調理場に入れたフード担当者)。

そうとは知らずになじる清掃員。しかし、内情を知る警備員から事実を聞かされる……。むむっ、一体、この状況をどう切り抜けるのか!?と思ったら、わざと逮捕される清掃員で決着。おいおい、残り2人のクビはどうなったよ!?

で、その姿につき動かされたとかで、ビクターは仮入国パスすら無いままに強引に空港を出るわけですワ。



やっぱ、最後はきちんとした勝利をもぎ取って堂々と空港を出てほしかった。それで出たところでエンディングが流れ始めて、場面は変わって目的のホテル。目的のバーに入って、目的の男を見つけたところで暗転。そのままエンドロール……なんて終わり方が合うんじゃないんスか?

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のような軽いフットワークで作品を作りたかったようですが、中身まで軽くしたら意味ないでしょ。間違ってもこんなもので感動しちゃアカン。

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