タイムマシン

●タイムマシン

監督:
  • サイモン・ウェルズ(『プリンス・オブ・エジプト』助監)
    ※原作者H・G・ウェルズの曾孫
出演:
  • ガイ・ピアース(『メメント』)
  • ジェレミー・アイアンズ(『運命の逆転』)



イマイチ。なんというか面白みに欠ける内容でした。
本作は何を描くのかが曖昧なまま作られた感じがします。

実はオリジナルの1959年版をちゃんと観たことが無かったので、この機会に見比べてみようとレンタル屋へ。しかし近所の小さなレンタル屋では品揃えも知れている訳で、結局、観たいという衝動だけが残ってしまいDVDを購入しました。まあ1500円でしたからね。



本作の主人公がタイムマシンを作るきっかけは1959年版とは異なり、「恋人を強盗に殺されてしまいその過去を変えるため」となっている点はいいアレンジでした。やはり人は執念にも似た想いでも持たなければタイムマシンなんぞ作ろうとはしないよなぁと観る者に思わせて引き込んでいきます。

が、そこまで。

過去に戻った主人公は無事に強盗の潜む公園から恋人を連れ出しますが、今度は事故にあって死んでしまいます。「千回戻れば千回の死が」。そう思った主人公は過去から逃げ未来を目指します。

あんた諦めるの早すぎ!!

『タイム・アクセル12:01』(片思いの女性が殺される1日が何度も繰り返される状況に陥り、なんとか助けようと奔走する映画)の主人公をもっと見習えってば。この段階で私はちょっと冷めました。まあ本作は80万年後の未来に行くところからが本番なんですが、こうなるともうどうでもいいやって感じです。



タイムトラベル描写にしても、未来へ向かっている時はマシンの外側にいる人間から見ると「変な乗り物にまったく動かない人間が乗っている」という状況になっていると思われるので、そうなると屋敷が無くなり高層ビルが建つ時に工事の邪魔にならなかったのだろうかと想像しまくってしまいました。

モーロック族の特殊メイクもあまり恐ろしくなくてイマイチ。1959年版のモーロック族の姿の方が何倍も気味悪くいい感じです。アレンジとしてはモーロック族の首領の存在は良かったです(状況説明という点においても)。他のモーロックとの知性の差はどうしても納得出来ませんが。



全体としては映像が綺麗になっただけの単なるリメイク。それなら1959年版を観ればいいわけで、この製作費はもっと他に使うべきでしたね。

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