ツイステッド

●ツイステッド

監督:
  • フィリップ・カウフマン(『ライジング・サン』)
出演:
  • アシュレイ・ジャド(『ダブル・ジョパディー』)
  • サミュエル・L・ジャクソン(『チェンジング・レーン』)
  • アンディ・ガルシア(『絶体×絶命』)



ジェシカ・シェパードは夜な夜なバーで男を引っ掛けては情事におよぶ毎日を送っていた。酒と男に溺れる日々……それは幼き日に受けたトラウマが原因だった。そんなある日、一体の死体が見つかる。それはジェシカが一夜を共にした男のものだった。だが、事件はそれだけでは終わらない。ジェシカと関係を持った男の死体が次々と発見される。皆がジェシカを容疑者と疑い、ジェシカ自身も自分の行動に疑念を抱いていく。この連続殺人事件の真相は一体……。


うむ、並。実に観る側の推理の範囲を逸脱せずに展開しますな。○○に○○が入っているなんて最初からバレバレだし、クライマックス直前の○○の行動はそれなりにドンデン返しの伏線のようでいて、ちゃんと白々しく見えるから大丈夫だし(おいおい)。

終盤、観客は傍観者の位置に追いやられてしまう。観客が主人公に疑念を抱くことが出来ないままに彼女は勝手に自分が犯人だと思い込んでしまうため、こちらとしては迷わされているドキドキ感を得られなくて残念。

ここからはちょっと深読み。
一見、主人公に関わる人間全てが疑えば皆怪しく見えるタイプのサスペンス。しかし、全てがあからさまな表現すぎる。物語の本流が犯人探しではなく、主人公の危うい精神だとすれば? 終盤の展開も自分が犯人だと確信が持てないまま、諦めの気持ちで流される主人公の不安感そのものを観客に感じさせようとしたのだととれなくもない……というのは、やはり深読みすぎかな?

まあでも、そういう意味では観客を煙に撒ければ何でもありの最近の大ドンデン返し映画に比べれば大分マシな作品。素直に観れるサスペンスですね。



★★★

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