デイ・アフター・トゥモロー

●デイ・アフター・トゥモロー

監督:
  • ローランド・エメリッヒ(『インデペンデンス・デイ』)
出演:
  • デニス・クエイド(『ライトスタッフ』)
  • ジェイク・ギレンホール(『ブロークバック・マウンテン』)
  • イアン・ホルム(『ロード・オブ・ザ・リング』)
  • エミー・ロッサム(『オペラ座の怪人』)
  • セラ・ウォード(『逃亡者』)
  • ダッシュ・ミホーク(『ロミオ+ジュリエット』)
  • ジェイ・O・サンダース(『スパイダー』)
  • タムリン・トミタ(『ベストキッド2』)
  • ケネス・ウェルシュ(『エミリー・ローズ』)



南極で観測作業をしていたジャックたちは地球温暖化の影響が著しいことに気付いた。もたらされる全世界的な気候の変化の危険性を国連会議で説くが、米副大統領に一蹴される。だが、世界各地で異常気象が相次ぐ。そして遂にアメリカ本土を襲う巨大竜巻きの群れ。世界は氷河期に向かって動き始めていた……。


う~ん、なんかいい災害ネタあらへんかな?
地震も隕石もやりつくしてはるしなぁ。
地球が止まるぅなんてもんまでやられてもうた。
まあ、やっぱ今は地球温暖化がキャッチーやろ。
温暖化の影響で極地の氷が溶けて大津波が襲う……って、こんなんじゃ弱いわぁ。
お?なになに「温暖化の影響で気温が下がる」やて?
これや!

こんな感じで作ったんちゃうかなぁとしか思えない作品(エセ関西弁はご勘弁(笑))。

地球温暖化や京都議定書にスポットをあてたことは評価しますが、所詮はハリウッド映画。ただのネタのひとつにしか思っていないことはバレバレです。



地球規模のデザスタームービーのはずが、やってることはダム氾濫とか大停電レベルの作品とそう変わらない。高校生の恋愛模様なんて本来どうでもいいです。

これが『大地震』などの地域的な災害であるなら、日常から逸脱したシチュエーションに置かれた人間というものを描いてナンボですが、本作ほどの規模を設定したならシミュレーションムービーにしなければその意義はないでしょ?

気象学者である主人公は対策本部のエピソードに専念させ、その対比としてサバイバルを強いられる高校生らのエピソードを配置していれば恋話もありでした。むろん、それ以外の様々な人間模様も用意すればなお良しです。

「巨大雹に襲われる日本」や「救急車を待つ患者」等のエピソードは小ネタで終わっちゃってるけど、ああいう様々な視点のドラマを平行に描けば面白かったのに。まあ、日本ってどこの中国?って風にしか見えない日本描写には笑えましたが。

ショッピングモールのくだりとか、オオカミのくだりなんて別にこのネタでやる必要ないじゃん。



以下、ネタバレ注意。

父親が単独で息子に会いに行く意味がない。理由は「約束したから」で押し通してますけど、そもそもその約束に意味がない。それに息子以外にどれだけの避難民がいるか判らないのに、救助物資も何もなしで一体どうしたかったのか。

結局、嵐が過ぎ去った後に、救助ヘリを要請。それって家でじっと待ってても一緒じゃん。途中で死んだ仲間も浮かばれません。

だったら──「父親はNYへの救助ヘリの出動を要請。しかし、政府関係者は生存者がいるかどうかも判らないところに人員は割けないと拒否する。ならば生存が確認されればヘリを出してくれるんだな?と父親は単独でNYに向かうのだった……」──てな展開でもあれば感情移入も出来ようものなのに。

しかし、短い氷河期だったね。



大画面で映像を観るだけの映画。ただ、その映像を生かすハッタリ演出というものが出来ていない(判っていない)のでボンヤリした印象ですが。それを観ようという人ならどうぞ。

余談。
NYビル街の谷間を津波が走る場面付近は『GODZILLA』と変わりませんね。監督としては折角の良い画だし、ハズした映画に埋もれさすのもなんだからと使いまわした感じでしょうか。この辺、『インデペンデス・デイ』→『GODZILLA』→『デイ・アフター・トゥモロー』と順番に観比べるのも一興かも?

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  • 映画を観るなら インデペンデンス・デイ

    Excerpt: 大な敵が宇宙からやってきて地球を征服しようとしてきた。地球はほぼ壊滅状態になっちゃったけど生き残りの人類が一致団結して敵を倒して一件落着。話の中身を言ってしまうと身も蓋もないんだけど、王道ストーリーが.. Weblog: 映画を観るなら racked: 2010-12-20 00:00