プロキング「声優がスゴイと思う声優ベスト10」感想

1年近く前のネタで申し訳ありません。
後回しにしていたらすっかり忘れていたという(汗)。

2007年10月15日深夜に放送された『プロキング』(フジ)という番組で「声優が選んだNo.1声優」という企画がありました。

どうやらこの番組は「その道のプロが選んだベスト10」という切り口のランキング番組のようで(他の回は未見)、たまたまチャンネルを回したら声優ネタだった次第。



現役の声優121名のアンケートによって選ばれたのは以下の通り。
  1. 山寺宏一
  2. 八奈見乗児
  3. 野沢雅子
  4. 永井一郎
  5. 田中真弓
  6. 中尾隆聖
  7. 千葉 繁
  8. 若本規夫
  9. 古谷 徹
  10. 野沢那智

声優がスゴイと思う声優ベスト10 >>


山ちゃんは同業者によって選ばれたことに本当に感動して、「もう泣きそうです」と答えている瞳は、インタビュー中、ずっと潤んでいました。

有名な『トイ・ストーリー』での声優変更の件以降、ずっと声の仕事というものへの取り組み方を考えていた氏にとってはこれ以上ない名誉なことだったんでしょう(声優グランプリ的な人気投票とも無縁な実力派タイプでしたしね)。



そして、この番組は更に「プロキングとなった者がスゴイと思う人物を挙げる」というシステムになっており、声優プロキングとなった山ちゃんが選んだのは、羽佐間道夫さんでした。

山ちゃんから羽佐間さんへのメッセージは──
「(洋画の吹き替えで)向こうの役者が面白くないと、吹き替えとかの場合、面白くなくなっちゃうんです、こっちも。どうやったら羽佐間さんのようにどんな人をあてても、その向こうの役者のスキルそのものを上げてしまうような、そういう"味"と言ったら失礼かもしれませんけど、そういうものはどうやったら出るようになるんですか? アドバイスよろしくお願いします。尊敬してます」

そしてそれに対する羽佐間さんの答えは──
「僕の世代の頃に外国映画を吹き替えする時に、プロデューサーが「困った時の羽佐間」って言われて。今は「困った時の山寺」ってことになってるんですね。つまり、重宝がられている、なんでも出来てしまうというところに実は落とし穴があるんじゃないかなっていう風に思うのね。器用貧乏っていうかな、うん。とにかくこれからも頑張って、そしてあなたの次の世代も暖かく見守って指導していけるような人に是非なっていただきたいな」



いや~、本当に出来のいい吹き替えは元の映画を何倍にも面白くしますからね。ただ、ここで言われている「困った時の~」は昔と今では質が変わっているような気がします。

羽佐間さんご自身も『吹替映画大事典』で語られていますが、「予算の都合でしっかりした役者が吹き替えていない。翻訳者にお金をかけて育てていない」という「送り手側に文化的感性がない」現状では、今や「困る前に山寺」になっているんじゃないでしょうか。

最近のお笑いネタ番組もそうですが、個々人のスキルに丸投げの番組作りが目立つ現在、声優の能力を制作陣がより引き上げるような吹き替えはもはや望むべくもないのでしょうか。



芸能人吹き替えに支払うギャラがあったらまともな吹き替えを作ることに使ってほしいものですが、あれって宣伝費なんだろうな、きっと。私にはまったく宣伝効果はないんですけどね(逆に絶対観ないと決意するほどに)。

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