ロンドンハーツ恋愛小説

昨夜2007年6月19日放送「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)は、芸人3人に恋愛小説を書かせるドッキリ企画でした。

見終わった私の感想は「角川がうまいこと仕組んだな」というものだったんですが、どうも世の中では庄司の小説をベタ褒めのようで(思わず大手ブログなどで感想を検索してみたりして)。

いやはや角川(&ロンドンハーツ)戦略に見事にハメられている感がなんとも。



今回の執筆メンバーは
  • アンガールズ田中
  • 安田大サーカスのクロちゃん
  • 品川庄司の庄司

──の3人。

それぞれの執筆方法は
  • 田中=パソコン
  • クロちゃん=鉛筆
  • 庄司=携帯メール

──という三者三様っぷり。

この段階でこの企画が周到に練られていると分かると思うんですが。



田中:『幾何学恋愛』
クロちゃん:『僕の詩』
庄司:『花のことば』

確かに庄司の小説は完成度は高かったと思います。

物語を構成するパーツパーツは既存のものでしかないんですが、そのパッケージングが実に巧みでした。

今回の執筆作業で庄司が他の2人より優れていたのは、自分の才能の限界を分かっていたこと。その上で売り物を作ることに徹したことだと思います。

庄司は携帯メールで原稿を打ち、逐一、担当者にチェックをしてもらうやり方を取っていましたが、言わば芸能人が口頭で話したものを編集者が原稿におこす雑誌コラムなどと同じようなもの。つまり、庄司の小説の完成度は意外でもなんでもなく、今回の企画の本命として仕上げられたにすぎません。

他2人の小説は、アンガールズ田中が言うように前フリでさえあればいいので、文章の推敲作業など行っていないことでしょう。



今回の企画は角川に協力してもらったウソ企画ではなく、ウソ企画のフリをしたマジ企画だったということ。

「別冊カドカワ」への掲載も緊急決定したと言いつつもきっと当初の予定通りなわけで、以前の青木さやかグラビア写真集のようにTVの力で売る商売ありきの企画だったわけです。

まあ、世の中に溢れる出版物などはすべからくそうした商売の計算の上に世に出ているのであって、今回のことにことさら目くじらをたてることもないんですが、あそこまで露骨なものでも世間は受け入れるんだなぁと少々驚いたものでして。



なので私は、売れ線の内容をきれいにお化粧しただけの庄司の小説よりも、一般的な支持は得られないけれど鬱屈した青春を少しでも理解してほしかったであろうアンガールズ田中の小説の方が好きです。

……クロちゃんのは論外だけどね

※今回の内容はあくまでも私の推測であり、真実は分かりませんのであしからず。

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