海外ドラマ・韓流編

私は、韓流ファンではない男性としては韓流ドラマというものを随分と見ている方かと思います。まあ、あくまでも自分のアンテナに引っ掛かった作品しか見ませんが。なので『冬ソナ』とか『花男』といったメジャーどころでも見ないものは見ません。

今回、過去に見た作品も含めて韓流を軽く語ろうと思ったら1作品の分量が長くなってしまったので、現在放送中のものに絞ります。



●妻の誘惑(BS朝日/月・火夜10:00)

「主人公・ウンジェはお金持ちの家に嫁いだが、夫・ギョビンとの間に子供が出来ず、夫の母親からは嫌みを言われ、こき使われていた。そんなある日、ウンジェの親友・エリがパリ留学から帰国。実はエリは留学前にギョビンと関係を持っていた。エリは幼い頃からウンジェの境遇を妬んでおり、帰国後、積極的にギョビンにアプローチをかける。遂には妻が邪魔になったギョビンは妻を見殺しにする。だが、九死に一生を得たウンジェは魔性の女として甦り、2人に復讐を開始する──」

他の韓流ドラマを見ている時に本作のDVDのCMがあって、そのあまりの90年代ドラマ風というかドロドロ昼ドラ的な内容に興味を持った次第。放送が始まったので実際に見てみると予想以上に90年代ドラマでした。

夫の浮気に気付かない要領の悪い主人公は往年の"冬彦さん"の時の賀来千香子に見えてきます。浮気相手のエリの暴走っぷりはなんとなく『略奪愛・アブない女』の鈴木紗理奈を彷彿とさせたり。

序盤は主人公があまりに要領が悪くて感情移入が出来ないのが難。イライラしてきます。早く妻の復讐のターンが来て欲しい。

浮気相手のエリは、幼い頃にウンジェの家に引き取られて姉妹同然に育てられ、その生活の中で自分の境遇やウンジェへの妬みが蓄積したようなんですが、そこまで追いつめられたことに説得力を持たせるだけの過去描写がないので、ただ単に危ない奴でしかない。

夫は単に金と女にだらしない馬鹿といった感じで。

全130話ですが全65回放送。何かと思ったら本作は30分ドラマでした。試しに130話を週5で割ってみると26週分。日本の昼ドラ換算で半年に相当するわけで、ますます近い印象。アチラでの放送形態を調べてみたらやはり月~金の帯放送でした(※放送時間は夜7時台)。

ついでに何年頃の作品か気になったので調べると……2009年? そういえばDVDのCMでも「2009年最高視聴率うんぬん」とか言ってた気がします。それにしては中身の古さが凄い。いやそれが韓流のウケている所以でもあるんですけど……。

しかし、本作でも相変わらず「韓国の常識」の温度差に悩まされます。例えば夫の父親は自分の妻の金のだらしなさを責める時に「盗んだ金を元手に会社を立ち上げた。金は大事だ」と突然カミングアウトします。ところが主人公も当の妻もツッコまず。それが犯罪とは思っていない様子。やはり他のドラマでも感じる「成功すれば手段は選ばなくて構わない」という考え方が韓国での正義と思って間違いなさそうな。

ちなみにその性根の腐っている夫の母親役は『宮廷女官チャングムの誓い』でチャングムの育ての親だったカン・ドックの妻役のクム・ボラ。あちらでは性格は悪くとも心根は優しいというキャラでしたが、その肝心な部分が抜けると本当に嫌なキャラを好演する人ですな。



●朱蒙(チュモン)(テレ東/木・金昼12:35)

「古朝鮮国が漢の侵攻で滅びた時代。満州にある扶余(プヨ)国の王子クムワは英雄ヘモスと共に流民を率いて漢と戦い続けていたが、国王は側近や巫女の進言から英雄ヘモスが扶余国にとっての災いになるとして敵の手に落ちるように仕組んだ。その中でヘモスと恋仲になった河伯(ハベク)族族長の娘ユファはヘモスの子を宿していた。ユファに密かな恋心を抱いていたクムワは彼女を側室にして守り、ヘモスの子・チュモンを自分の子として育てることを決意する。

そして20年後……扶余国の第3王子として育ったチュモンだったが、神殿の侍女に手を出すなどろくでもない青年になっていた。上の兄2人にも煙たがられ、命をも狙われていた。遂には城を追い出されるが、外の世界での経験が彼を変えていく──」

だんだん面白くなってきた!

英雄ヘモスと王子クムワが共闘していた序盤はまさに序章で、第4話辺りからようやく青年チュモン編に。ところがこのチュモンが最初はまったくかっこ良くない。役柄的にヘタレなせいもあり、顔だけ見れば主人公とは別に設定されるダメ三男キャラです。

演じるソン・イルグクは製作当時で35歳ぐらいだったわけで、それが20歳そこそこの役をやっている無理感も加味されている気もします。それでいて吹替が宮野真守でかっこ良すぎるため、顔とのギャップがますます大きくなった感じ。

ところが精神的に成長した今は同じ外見でもかっこ良く感じる不思議。宮野真守の声もしっかりハマっています。

大体、韓国俳優って韓流ファンでない者には一見ではかっこ良くない(と思う)。IRIS感想の時にも書きましたが、韓国俳優という存在は日本人からすれば本人の人柄をよく知らないので、ドラマの盛り上がりが役柄への印象に直結する効果があると思います。

先日の放送で、チュモンが亡き師匠(チュモンは知らなかったが実は密かに生き延びていた英雄ヘモス)から学んだ武芸の腕前を、クムワ王他、多くの者の前で披露したところでは思わず泣いてしまった。クムワ王はチュモンの姿に親友だったヘモスの姿を重ね、チュモンも非業の死を遂げた師匠から学んだ全てを出し切ろうとしていた。

さて、これからの展開はチュモンは当然ながら自分の出生の秘密を知ることになるんでしょうが、皇太子争いにはどう決着がつくのか。36話以降は壮年期編になるそうですが、その時にはなんとチュモンの声が小杉十郎太に変わるそうな。う~む、イメージ出来ん。数年後とかいって間隔空けてあご髭を蓄えたりするのかな?

余談ですが、韓流ドラマなのでてっきり舞台は古代の韓国(朝鮮)だとばかり思ってましたが、これって中国の方の話なのね。こんな豪華絢爛な王族描写は盛りすぎだろうと思ってたんですがそれなら納得。序盤の描写はまるで古代ローマ帝国時代みたいな雰囲気でした。

本作の他にも何本か韓流時代劇を見てきましたが、私の中の日本製時代劇不足を上手いこと補ってくれています。本当ならもっと日本のドラマ界で娯楽時代劇が作られて欲しいんですけどね。



以上。

現在視聴しているのは2作品(IRIS除く)ながら、それぞれ週2放送なので量的には4本分か。BSでは月~金の帯放送なんてざらなのに、その物量を韓流ファンってどうやって追い掛けてるのかな。

実はこの他にもう1本録画している韓流ドラマがあります。ただし、そちらは保存録画して視聴が後回しになっているので今回はパス。BSのせいもあるけど字幕版なのが残念。昨今の韓流ドラマの氾濫の影響なのか、韓流全体で吹替版の製作がないがしろになっている気がします。テレ東辺りで吹替版作って放送してくれないかな~。

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