映画史に残る悪役ベスト50
米エンタテインメント・ウィークリー誌で映画史上最悪の悪役キャラクター50人が選ばれたという話。
EW.com:50 Most Vile Movie Villains
http://www.ew.com/ew/gallery/0,,20483133_20509776,00.html
映画.com:映画史に残る悪役50人 米誌が選出
http://eiga.com/news/20111007/5/
2chコピペ情報局:映画史に残る悪役ベスト50が発表
http://news.2chblog.jp/archives/51646697.html
とりあえず結果は以下の通り。
う~ん、妥当なようなそうでもないような。
観ていない作品も多いので具体的なコメントはしづらいですが、悪役というものの捉え方に幅があるせいでランキング全体を見た時の印象がモヤモヤするというか。
ダース・ベイダーは彼が行なった行為よりもそのキャラクター性で選ばれているように思えますが、例えば16位ジョン・ドゥ(『セブン』)などは劇中でほぼ姿を見せることがないことからあくまでもその非道な犯罪行為に対して選出されたと思われます。この選出意図の違いがランキングに現れているかと。
2位でいきなり2人まとめてという扱いなのも意味不明。これではキャラクターではなく作品で選んでいることになり、ますますこのランキングの趣旨がボンヤリしてしまっています。
T-1000が選ばれるなら初代ターミネーターT-800はどうなのかとか、フレディがいてジェイソンはいないのかとか、スパイダーマンから何故ドクター・オクトパスなのかとか、同じアメコミヒーロー系ならジョーカーは入らないのかとか、映画ファンそれぞれが何かしらの不満を抱くランキングになっているのではないでしょうか。
さて、いつものように自分の選ぶ悪役キャラというのを考えてみますがこれがなかなか難しい。いかにもな悪役というのは悪役としては普通なのであえてこれというのが選びにくい。ちなみにランキングからだと20位アニー、36位ヘディ、38位ペイトン辺りかな。……はっ、全部女性だ。私は悪女キャラの方が嫌なのか。
ということで昔観た時に唸ったところから。
オリヴァー・ラング(ティム・ロビンス)
(『隣人は静かに笑う』1999)
ネタバレになるので多くは語れませんが、ハリウッドにしては珍しいバッドエンド作品として印象深いです。
EW.com:50 Most Vile Movie Villains
http://www.ew.com/ew/gallery/0,,20483133_20509776,00.html
映画.com:映画史に残る悪役50人 米誌が選出
http://eiga.com/news/20111007/5/
2chコピペ情報局:映画史に残る悪役ベスト50が発表
http://news.2chblog.jp/archives/51646697.html
とりあえず結果は以下の通り。
- ダース・ベイダー
(『スター・ウォーズ』1977-2005) - ハンニバル・レクター/バッファロー・ビル(アンソニー・ホプキンス/テッド・レビン)
(『羊たちの沈黙』1994) - アーモン・ゲート(レイフ・ファインズ)
(『シンドラーのリスト』1993) - ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)
(『サイコ』1960) - レザーフェイス(ガンナー・ハンセン)
(『悪魔のいけにえ』1974) - カイザー・ソゼ(ケヴィン・スペイシー)
(『ユージュアル・サスペクツ』1995) - フレディ・クルーガー(ロバート・イングランド)
(『エルム街の悪夢』1984) - ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)
(『ハリー・ポッターと死の秘宝』2010-2011) - カーン・ノニエン・シン(リカルド・モンタルバン)
(『スター・トレックII カーンの逆襲』1982) - ゴラム(アンディ・サーキス)
(『ロード・オブ・ザ・リング』2001-2003) - T-1000(ロバート・パトリック)
(『ターミネーター2』1991) - ダミアン(ハーベイ・スティーブンス)
(『オーメン』1976) - ハンス・グルーバー(アラン・リックマン)
(『ダイ・ハード』1988) - フランク・ブース(デニス・ホッパー)
(『ブルーベルベット』1986) - アントン・シガー(ハビエル・バルデム)
(『ノーカントリー』2007) - ジョン・ドゥ(ケヴィン・スペイシー)
(『セブン』1995) - 西の悪い魔女(マーガレット・ハミルトン)
(『オズの魔法使』1939) - ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)
(『シャイニング』1980) - クルエラ・デ・ビル
(『101匹わんちゃん』1961) - アニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)
(『ミザリー』1990) - HAL
(『2001年宇宙の旅』1968) - コモドゥス(ホアキン・フェニックス)
(『グラディエーター』2000) - 看護婦長ラチェッド(ルイーズ・フレッチャー)
(『カッコーの巣の上で』1975) - スカー
(『ライオン・キング』1994) - ビル(デビッド・キャラダイン)
(『キル・ビル』2003-2004) - ミン皇帝(マックス・フォン・シドー)
(『フラッシュ・ゴードン』1980) - クリスチャン・ゼル博士(ローレンス・オリヴィエ)
(『マラソンマン』1976) - レイモンドの母(アンジェラ・ランズベリー)
(『影なき狙撃者』1962) - マレフィセント
(『眠れる森の美女』1959) - フランク(ヘンリー・フォンダ)
(『ウエスタン』1968) - チャイルドキャッチャー(ロバート・ヘルプマン)
(『チキ・チキ・バン・バン』1968) - マックス・ケイディ(ロバート・デ・ニーロ)
(『ケープ・フィアー』1991) - ジョン・ライダー(ルトガー・ハウアー)
(『ヒッチャー』1986) - ミッチ・リアリー(ジョン・マルコビッチ)
(『ザ・シークレット・サービス』1993) - ハリー・パウエル(ロバート・ミッチャム)
(『狩人の夜』1955) - へディ(ジェニファー・ジェイソン・リー)
(『ルームメイト』1992) - ボブ・バーンズ2等軍曹(トム・ベレンジャー)
(『プラトーン』1986) - ペイトン(レベッカ・デモーネイ)
(『ゆりかごを揺らす手 』1992) - リトル・ビル・ダゲット(ジーン・ハックマン)
(『許されざる者』1992) - シア・カーン
(『ジャングル・ブック』1967) - リバティ・バランス(リー・マービン)
(『リバティ・バランスを射った男』1963) - ヴィンセント(トム・クルーズ)
(『コラテラル』2004) - ドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)
(『スパイダーマン2』2004) - ビダル(セルジ・ロペス)
(『パンズ・ラビリンス』2006) - アーチボルト・カニンガム(ティム・ロス)
(『ロブ・ロイ』1995) - ノア・クロス(ジョン・ヒューストン)
(『チャイナタウン』1974) - ダニエル・プレインビュー(ダニエル・デイ=ルイス)
(『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』2007) - ジョニー(リー・J・コッブ)
(『波止場』1954) - ミスター・ポッター(ライオネル・バリモア)
(『素晴らしき哉、人生!』1946) - ハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)
(『第三の男』1949)
う~ん、妥当なようなそうでもないような。
観ていない作品も多いので具体的なコメントはしづらいですが、悪役というものの捉え方に幅があるせいでランキング全体を見た時の印象がモヤモヤするというか。
ダース・ベイダーは彼が行なった行為よりもそのキャラクター性で選ばれているように思えますが、例えば16位ジョン・ドゥ(『セブン』)などは劇中でほぼ姿を見せることがないことからあくまでもその非道な犯罪行為に対して選出されたと思われます。この選出意図の違いがランキングに現れているかと。
2位でいきなり2人まとめてという扱いなのも意味不明。これではキャラクターではなく作品で選んでいることになり、ますますこのランキングの趣旨がボンヤリしてしまっています。
T-1000が選ばれるなら初代ターミネーターT-800はどうなのかとか、フレディがいてジェイソンはいないのかとか、スパイダーマンから何故ドクター・オクトパスなのかとか、同じアメコミヒーロー系ならジョーカーは入らないのかとか、映画ファンそれぞれが何かしらの不満を抱くランキングになっているのではないでしょうか。
さて、いつものように自分の選ぶ悪役キャラというのを考えてみますがこれがなかなか難しい。いかにもな悪役というのは悪役としては普通なのであえてこれというのが選びにくい。ちなみにランキングからだと20位アニー、36位ヘディ、38位ペイトン辺りかな。……はっ、全部女性だ。私は悪女キャラの方が嫌なのか。
ということで昔観た時に唸ったところから。
オリヴァー・ラング(ティム・ロビンス)
(『隣人は静かに笑う』1999)
ネタバレになるので多くは語れませんが、ハリウッドにしては珍しいバッドエンド作品として印象深いです。
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