gooリサーチ「マンガに関するアンケート調査結果・好きなマンガ/キャラクター」
gooリサーチによる「マンガに関するアンケート」の調査結果が発表。ちなみにgooリサーチとは「NTTレゾナントが企画・実査・集計を行う高品質で付加価値の高いインターネットリサーチサービス」だそうな。
調査結果の副題に「有料電子コミックの利用意向」とあることから、基本的には電子書籍サービスのための予備調査といったところでしょうか。
gooリサーチ:「マンガに関するアンケート」に関する調査結果
http://research.goo.ne.jp/database/data/001440/
この手のネットランキングネタは氾濫しているのでことさら取り上げるつもりもなかったんですが、このアンケート結果に対する海外MANGAファンたちのリアクションが面白かったのでチェックしてみた次第。「○○が入ってないじゃないか」と言う姿はどこも変わらないようで。
誤訳御免Δ:「日本で一番人気のある漫画はONE PIECE」の海外反応
http://goyaku.blog45.fc2.com/blog-entry-521.html
全国の15歳~44歳の男女を対象にアンケートを実施。
有効回答者数は1939人。
年齢比はどの世代も16~17%で平均的ながら、男女比は男性が約39%、女性が約61%と少々女性偏重です。
調査結果のポイントおよびデータを見ると、(3)のコミック誌の読まれ方の分析部分にあきらかに「電子書籍需要あり」という結論を無理やり当てはめようとする意図が透けて見えます。
図5の「通勤・通学時に読む」という回答は男性の4人に1人の割合ですが、複数回答なので「自宅で読む」と重なっている部分があるはず。また図6の「読み終わったらすぐに捨てる」は外出時に限った回答ではないはず。どうも2つのアンケート結果を都合よく組み合わせた印象操作がなされています。
本来、このアンケートからわかるのは「男性も女性も自宅でくつろいでいる時に読んで、ある程度貯めておいてまとめて捨てる人が多い」ということです。う~ん、これのどこが高品質で付加価値が高いアンケートなのやら。クライアントの望む結果を導き出すことが付加価値なのかな。
結局は総括にある「マンガの電子化に対するニーズは高まっている」という結論ありきで、それに説得力を持たせるための数字が欲しかったんでしょう。"約"って便利な言葉よね。
理想:約5%→約14%→約10ポイント増
現実:5.6%→13.7%→8.1ポイント増
さてそれじゃ肝心の「好きなマンガ/キャラクター」について。
それぞれ5つまでの自由回答を集計したとのこと。
結果は以下の通り。
●好きなマンガ(全体)
●好きなマンガ(男女別)
●好きなマンガのキャラクター(※男女まとめ)
結果について海外のMANGAファンらの言い分もわかりますが、日本ではマンガは日常であり、熱心なファンじゃなくてもマンガに接している人が多いため、一般~オタクの幅広いアンケートとなれば有名どころに集中しがちになるのは仕方ないところでしょう。
では、いつものごとく私の好きな作品を挙げて締め。
キャラは割愛。
コマンダー0(ゼロ)
もちろん他にも色々あるけどずっと好きな1作といったらコレ。
普段は冴えない姿で正体隠す主人公とか署内のロッカーから地下基地へ移動とか由美ちゃんとかアロマとかワン太(泣)とか、私の血肉となったものがここに凝縮されてます。
当時は単行本化の際の大幅加筆も珍しかったので雑誌掲載時のものと比較して楽しんだのもいい思い出です。
調査結果の副題に「有料電子コミックの利用意向」とあることから、基本的には電子書籍サービスのための予備調査といったところでしょうか。
gooリサーチ:「マンガに関するアンケート」に関する調査結果
http://research.goo.ne.jp/database/data/001440/
この手のネットランキングネタは氾濫しているのでことさら取り上げるつもりもなかったんですが、このアンケート結果に対する海外MANGAファンたちのリアクションが面白かったのでチェックしてみた次第。「○○が入ってないじゃないか」と言う姿はどこも変わらないようで。
誤訳御免Δ:「日本で一番人気のある漫画はONE PIECE」の海外反応
http://goyaku.blog45.fc2.com/blog-entry-521.html
全国の15歳~44歳の男女を対象にアンケートを実施。
有効回答者数は1939人。
年齢比はどの世代も16~17%で平均的ながら、男女比は男性が約39%、女性が約61%と少々女性偏重です。
調査結果のポイントおよびデータを見ると、(3)のコミック誌の読まれ方の分析部分にあきらかに「電子書籍需要あり」という結論を無理やり当てはめようとする意図が透けて見えます。
「(3)コミック誌は、男性は外出先で読んですぐに捨てるが、女性は自宅で読んで保存する傾向。コミック誌(マンガ雑誌・週刊誌)を読んでいる人の傾向を男女で比較すると、男性では外出先で読み、読み終わったらすぐに捨てる人が多く、女性では家に持ち帰ってゆっくり読んで、可能な限り保存しておく人が多い。【図3】【図5】【図6】」
図5の「通勤・通学時に読む」という回答は男性の4人に1人の割合ですが、複数回答なので「自宅で読む」と重なっている部分があるはず。また図6の「読み終わったらすぐに捨てる」は外出時に限った回答ではないはず。どうも2つのアンケート結果を都合よく組み合わせた印象操作がなされています。
本来、このアンケートからわかるのは「男性も女性も自宅でくつろいでいる時に読んで、ある程度貯めておいてまとめて捨てる人が多い」ということです。う~ん、これのどこが高品質で付加価値が高いアンケートなのやら。クライアントの望む結果を導き出すことが付加価値なのかな。
結局は総括にある「マンガの電子化に対するニーズは高まっている」という結論ありきで、それに説得力を持たせるための数字が欲しかったんでしょう。"約"って便利な言葉よね。
理想:約5%→約14%→約10ポイント増
現実:5.6%→13.7%→8.1ポイント増
さてそれじゃ肝心の「好きなマンガ/キャラクター」について。
それぞれ5つまでの自由回答を集計したとのこと。
結果は以下の通り。
●好きなマンガ(全体)
作品名 | 票数 | |
---|---|---|
1 | ONE PIECE | 352 |
2 | SLAM DUNK | 136 |
3 | ドラゴンボール | 116 |
4 | NARUTO | 100 |
5 | HUNTER×HUNTER | 80 |
6 | 名探偵コナン | 79 |
7 | 君に届け | 68 |
8 | 銀魂 | 64 |
9 | NANA | 60 |
10 | 鋼の錬金術師 | 54 |
11 | BLEACH | 47 |
12 | 花より男子 | 44 |
13 | こちら葛飾区亀有公園前派出所 | 38 |
14 | 僕等がいた | 35 |
14 | のだめカンタービレ | 35 |
16 | タッチ | 33 |
16 | ドラえもん | 33 |
18 | 宇宙兄弟 | 32 |
18 | ジョジョの奇妙な冒険 | 32 |
18 | はじめの一歩 | 32 |
●好きなマンガ(男女別)
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1 | ONE PIECE(139) | ONE PIECE(213) |
2 | ドラゴンボール(74) | SLAM DUNK(81) |
3 | SLAM DUNK(55) | 君に届け(62) |
4 | NARUTO(53) | NANA(58) |
5 | HUNTER×HUNTER(35) | 名探偵コナン(56) |
6 | こち亀(33) | NARUTO(47) |
7 | はじめの一歩(29) | 銀魂(47) |
8 | BLEACH(26) | HUNTER×HUNTER(45) |
9 | 名探偵コナン(23) | 花より男子(44) |
10 | 鋼の錬金術師(21) | ドラゴンボール(42) |
11 | ベルセルク(20) | 僕等がいた(35) |
12 | 北斗の拳(20) | 鋼の錬金術師(33) |
13 | ドラえもん(20) | のだめカンタービレ(32) |
14 | ジョジョの奇妙な冒険(20) | テニスの王子様(24) |
15 | GANTZ(18) | ガラスの仮面(23) |
16 | 銀魂(17) | 宇宙兄弟(23) |
17 | キン肉マン(17) | 天使なんかじゃない(22) |
18 | けいおん!(15) | 夏目友人帳(21) |
19 | るろうに剣心(15) | BLEACH(21) |
20 | 島耕作シリーズ(14) | タッチ(21) |
●好きなマンガのキャラクター(※男女まとめ)
男 | 女 | 名前 | 票数 | |
---|---|---|---|---|
男 | 女 | |||
1 | 1 | モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE) | 58 | 82 |
2 | 9 | 孫悟空(ドラゴンボール) | 55 | 20 |
3 | 2 | ロロノア・ゾロ(ONE PIECE) | 40 | 53 |
4 | 4 | 桜木花道(SLAM DUNK) | 26 | 35 |
5 | 3 | トニー・トニー・チョッパー(ONE PIECE) | 24 | 43 |
5 | 坂田銀時(銀魂) | 33 | ||
6 | 13 | うずまきナルト(NARUTO) | 21 | 16 |
7 | 両津勘吉(こち亀) | 19 | ||
8 | 8 | ドラえもん(ドラえもん) | 18 | 21 |
9 | ケンシロウ(北斗の拳) | 16 | ||
10 | 6 | サンジ(ONE PIECE) | 12 | 29 |
10 | 風早翔太(君に届け) | 19 | ||
10 | 三井寿(SLAM DUNK) | 19 | ||
11 | 7 | 江戸川コナン(名探偵コナン) | 11 | 28 |
12 | 13 | キルア(HUNTER×HUNTER) | 10 | 16 |
12 | エドワード・エルリック(鋼の錬金術師) | 10 | ||
12 | 野田恵(のだめカンタービレ) | 18 | ||
15 | 小松奈々(NANA) | 15 |
結果について海外のMANGAファンらの言い分もわかりますが、日本ではマンガは日常であり、熱心なファンじゃなくてもマンガに接している人が多いため、一般~オタクの幅広いアンケートとなれば有名どころに集中しがちになるのは仕方ないところでしょう。
では、いつものごとく私の好きな作品を挙げて締め。
キャラは割愛。
もちろん他にも色々あるけどずっと好きな1作といったらコレ。
普段は冴えない姿で正体隠す主人公とか署内のロッカーから地下基地へ移動とか由美ちゃんとかアロマとかワン太(泣)とか、私の血肉となったものがここに凝縮されてます。
当時は単行本化の際の大幅加筆も珍しかったので雑誌掲載時のものと比較して楽しんだのもいい思い出です。
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