ランド・オブ・ザ・ロスト

●ランド・オブ・ザ・ロスト

監督:
  • C・トーマス・ハウエル
出演:
  • C・トーマス・ハウエル(『アウトサイダー』)
  • リンゼイ・マッケオン(『エアポート2011』)
  • アンヤ・ベントン
  • スティーブン・ブラックハート(『紀元前1億年』)
  • ティモシー・ボトムズ(『スペースインベーダー』)



嵐に巻き込まれた1隻の船が光に包まれるといつの間にか知らない海を漂っていた。近くの島に辿り着くがそこは恐竜が闊歩する世界だった。そこで出会ったのは過去にバミューダトライアングルで行方不明になった船の乗組員だった者たち。果たして彼らはこの世界から脱出することができるのだろうか……。

原題「THE LAND THAT TIME FORGOT」

てっきり『ランド・オブ・ザ・デッド』とか『ロストワールド』辺りから邦題イメージを拝借したオリジナルC級映画だと思っていたら、実はエドガー・ライス・バローズの「時間に忘れられた国」が原作。つまり『恐竜の島』(1975年)の再映画化ってことか。

本作の筋立ては次元の穴をくぐって太古の恐竜が生息する無人島に流れ着くというシンプルなサバイバルアドベンチャー。基本的に安いジュラシックパーク仕立てで、原作があろうがなかろうが関係ありません。

ヒロイン1人を船に残して上陸→先の時代に迷い込んだ生き残り男2人と出会い、ここがバミューダトライアングルだと把握→ヒロインと共に船が行方不明→同じく迷い込んだUボートの生き残りドイツ人のテリトリーにあるはず→生き残り男2人は主人公たちを囮にして船を奪い海へ逃走→残された主人公たちはドイツ人たちと和解→協力してUボートを動かして島を脱出しよう……という流れ。

生き残り男2人が船を沖に出した時は、てっきり船ごと海竜か何かに丸呑みされると思いきや何もなく拍子抜け。島を脱出したからといって次元の穴に巡り会える保証はないとはいえどうにもモヤモヤします。まあ、恐竜のCGが使い回しなことを踏まえれば、ここで船が襲われるCGを新規で作る予算なんか無かっただけなんでしょうけど。

Uボートを動かすための石油(原油)採取のために邪魔なT-レックスを退治する作戦は大雑把すぎてドキドキハラハラせず。あんな成功率の低い作戦よりも単純に餌に爆弾仕込むで良かったんじゃないかと。

クライマックスでは「いつからT-レックスが1匹だと錯覚していた?」とでも言いたくなる展開。そもそも序盤に翼竜が1回出たっきりで小型恐竜の類いが一切登場せず、島の生活に緊張感を感じられないのも問題。この辺も全て予算の関係なんでしょうけど。

Uボート出航描写が狭い艦内と全景のみで構成されていて、バタバタしてて余韻もへったくれもない。全て予算の(以下略)。島に残る者たちに馳せる思いや可能性に賭ける悲壮さといった描写がもう少しあれば良い余韻が生まれたろうにもったいない。



CGが少なかったりショボかったりしつつも物語や演出はアルバトロス作品にしてはかなりマシな出来で暇つぶしにはなると思います。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック