ドリームキャッチャー

●ドリームキャッチャー

監督:
  • ローレンス・カスダン(『白いドレスの女』)
原作:
  • スティーヴン・キング
出演:
  • トーマス・ジェーン(『ディープ・ブルー』)
  • ダミアン・ルイス(『バンド・オブ・ブラザーズ』)
  • ティモシー・オリファント(『ロック・スター』)
  • ジェイソン・リー(『バニラ・スカイ』)
  • モーガン・フリーマン(『コレクター』)
  • トム・サイズモア(『レリック』)



子供時代の「ある秘密」を共有する幼なじみ4人組は冬の山小屋に集まるのが毎年の恒例行事。留守番をしていた2人が道に迷ったハンターを助けたことから事件は始まった。男の体に浮き出る赤斑……異常に膨らむ腹……そして遂には……。時を同じくして動き始める軍。その目的は「宇宙人」だった……。


凄ぇ~。どうやら本作はキングが絶賛しているようですが、キングが好んでいながらまともに出来がいい(笑)。「侵略宇宙人」「超能力」といったベタベタなキーワードが満載ながら、単なる低俗にも堕ちていないという絶妙なバランスで仕上がってます。

キングは『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』といった非ホラー作品群の場合は、まるで別の評価基準があるのか、ことごとくの高評価。ところが、純粋なホラー作品となると好みがめっちゃベタになるんですよね。

有名なところでは、キューブリック版『シャイニング』を本当に心底嫌っているという話がありますが(後にミニテレビシリーズで再映像化を計るぐらい)、キング自ら監督を務めた『地獄のデビルトラック』の低俗なノリを見れば分かる様に、キングはホラー映画というものには高尚さの欠片も求めていないのは明らかでしょう。

本作の製作は上記の2作品を含む非ホラー系キング原作を数々手掛ける《キャッスル・ロック・エンターテイメント》。とはいえ同社は過去に『ミザリー』という傑作サスペンスホラーも手掛けているので別に非ホラー専門という訳ではないのでしょうが、本作の様なキング好みのホラーを作るのはやはり意外でしたね。



主人公らの少年時代の描写が『スタンド・バイ・ミー』風だったりと、ホラーのみならず非ホラーのキング作品をも総括するがごとくの雰囲気。キングファンなら大満足の出来ではないかと。

血ぃドバドバのSFモンスター映画に拒否反応が出ない限り観て損ナシの傑作。

★★★★

"ドリームキャッチャー" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント