Vフォー・ヴェンデッタ

●Vフォー・ヴェンデッタ

監督:
  • ジェイムズ・マクティーク(『マトリックス』助監)
脚本/製作:
  • ウォシャウスキー兄弟(『マトリックス』)
出演:
  • ナタリー・ポートマン(『レオン』)
  • ヒューゴ・ウィービング(『マトリックス』)
  • スティーブン・レイ(『クライング・ゲーム』)
  • ジョン・ハート(『エレファントマン』)



近未来の独裁国家イギリス。テレビ局に勤めるイヴィーは外出禁止時間に私服警官と遭遇し暴行を受けるところを、謎の仮面の男《V》に救われる。そしてVは彼女の目の前で爆破テロを成し遂げた。公安部のフィンチ警視はVの捜査を命じられ、Vと行動を共にした女性がイヴィーであることを突き止める。そんな時、Vはテレビ局に現れ放送をジャックした……。


う~ん、正直、あまり面白くはないなぁ。

イギリスを舞台にしているけど、見えるのは今のアメリカの対テロ政策への皮肉。よくこんな内容のものを作ったなぁというのが第一印象。これをアメリカ人が受け入れるとは思えないんですが、実際、アメリカでの興行はあまり良くなかったような話を耳にしたような?

本作は1988年に完結した原作コミックありきではあるけれど、それを9.11以降にチョイスした意気込みは買い。

ただ、原作者アラン・ムーアはまるで別物になってしまった本作に対して自分の名前のクレジットを外させたとか(クレジットされているのは作画担当のデイビッド・ロイドのみ)。でも実際、出来が良くないのだから仕方ない。

物語がまるで転がっていかないのはどうにもならなかったのか。本作においてはVとイヴィーの交流がキモなのに飽きる飽きる。展開が平板。テレビのミニシリーズ向きの演出だ。……えっ、本作ってウォシャウスキー兄弟が監督じゃないの? また宣伝に騙された。道理でここまで緩いはずだ。



70年代的哲学系SF作品のようなテイストで作られていれば面白いネタだったのに。無駄に大味なアクションで話を進めてはテーマに迫れるはずもない。本作のアクションも香港アクションの真似事だったマトリックスの真似事止まり。3倍モードでダビングしたものを更に3倍モードでダビングしたようなもんです。

もったいない。

★★

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